情報工学2

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 情報工学2
科目番号 130523 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 竹下隆史:「マスタリング TCP/IP 入門編」(第6版)、オーム社
担当教員 野口 一人

到達目標

1. OSI参照モデルについて説明できる
2. インターネットのしくみと,通信が成立するしくみを説明できる
3. TCP/IPを利用したネットワークの動作を説明できる
4. インターネットにおけるセキュリティ確保のしくみを説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1教科書等を見ずに,OSI参照モデルの各階層と実際に利用されているプロトコルとを対応させることができる教科書等を見ながら,OSI参照モデルの各階層と実際に利用されているプロトコルとを対応させることができるOSI参照モデルの各階層と実際に利用されているプロトコルとを対応させることができない
評価項目2教科書等を見なくても,TCP/IP を利用したネットワークの動作,およびインターネットにおけるセキュリティ確保のしくみを説明できる教科書等を見ながら,TCP/IP を利用したネットワークの動作,およびインターネットにおけるセキュリティ確保のしくみを説明できる教科書等を見ながら,TCP/IP を利用したネットワークの動作,およびインターネットにおけるセキュリティ確保のしくみを説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代の情報化社会を支えるインターネット技術の基礎的な内容について講義する。技術者が知るべきコンピュータとネットワークの知識,プロトコルやネットワーク機器について学習する。現代生活において,コンピュータネットワークを利用するにあたり,必要なセキュリティに関する知識を修得する。
授業の進め方・方法:
教科書の解説を中心として講義を進める。毎回出題する課題に解答することにより教科書や参考書を先読みし,予習を行うこと。授業中の解説,および課題返却時の解説による復習を行い,理解を深める。必要に応じて,演習を行いながら授業を進める。
注意点:
これからの技術者にとって,ネットワークの知識は,さまざまなところでコンピュータを利用するときに必要となります。そのときに土台となる基礎的な概念について学習します。講義の内容を理解するため,課題を通じて十分に予習してから受講してください。
コンピュータを使った情報通信にかかわる内容ですので,コンピュータの基礎的な知識が前提となります。「情報処理」や「電子計算機」などの科目を中心に,コンピュータに関連した知識を事前に学習している必要があります。

本科目の区分

Webシラバスと本校履修要覧の科目区分では表記が異なるので注意すること。
 本科目は履修要覧(p.9)に記載する「③選択必修科目」である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,インターネットの概要 2
2週 ネットワーク基礎知識,OSI参照モデル 1, 2
3週 TCP/IP基礎知識,TCP/IP階層モデル 1, 2
4週 データリンク(1) データリンクの役割 1, 2
5週 データリンク(2) Ethernet 1, 2
6週 インターネットプロトコル(1) IPアドレス 1, 2, 3
7週 中間試験期間
8週 インターネットプロトコル(2) IPヘッダ 1, 2, 3
2ndQ
9週 IPに関連する技術(1) DNS・ARP 1, 2, 3
10週 IPに関連する技術(2) ICMP・DHCP・NAT 1, 2, 3
11週 TCPとUDP(1) トラスポート層の役割とUDP 1, 2, 3
12週 TCPとUDP(2) TCPの役割 1, 2, 3
13週 ルーティングプロトコル,アプリケーションプロトコル 1, 2, 3
14週 セキュリティ 1, 2, 4
15週 期末試験
16週 ふりかえり

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000