ものづくりとAI(基礎)

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 ものづくりとAI(基礎)
科目番号 130979 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 3
開設期 集中 週時間数
教科書/教材 配布資料等
担当教員 粂野 紘範,横山 隆志,田中 大介

到達目標

1. 人工知能とものづくりの関係を説明できる
2. ロボットを題材として人工知能技術を活用できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1人工知能とものづくりの関係を説明でき、応用方法を提示できる。人工知能とものづくりの関係を説明できる。人工知能とものづくりの関係を説明できない。
評価項目2ロボットに限らない題材を対象として人工知能技術を活用できる。ロボットを題材として人工知能技術を活用できる。ロボットを題材として人工知能技術を活用できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
人工知能(AI)技術は、近年その有用性への期待から、産業界をはじめ様々な分野から注目を集めており、本校で学ぶ専門分野の知識と人工知能の技術とを合わせもつ人財は、今後ニーズが高まることが予想される。「ものづくりとAI」では、AI技術に関する実習と、それがものづくり分野でどのように活かされるかを体感するためのロボットを用いた実験とを通して、実践的にAI技術を学ぶことを目的とする。特に本科目ではAIに関する基礎的な部分に焦点を当て、AIとは何か、何に使えるのかといった概略を掴むことを目的とする。
授業の進め方・方法:
本科目の各テーマはe-Learning形式の実習と、ロボットを用いた実験により構成される。実習資料中にレポート課題や演習を設定するので、実習内容の理解度はそのレポートにより評価する。また実験は本校の安全教育に則り各自で進める形式とし、主にLEGO Mindstormsを用いて実施する。この実験の様子や結果をまとめてレポートを提出する。どちらもWebClassを通して提出し、これを評価する。
本科2〜3年生の履修を想定して資料を作成する。本科で用いる数学の教科書やノートを参考に、配布資料を読み進めてほしい。また実習では様々な関連するキーワードを紹介する。教科書やインターネット上の情報も参照しながら、本校で履修する各科目との関連を意識してほしい。 なお、担当教員は必要に応じて可能な限り資料の更新に努める。
注意点:
本科目は初回の履修登録以降2年間のレポートを成績評価対象とする。自分のペースで着実に進めてほしい。
なお、「ものづくりとAI(応用)」との同時履修は認められない。また、「ものづくりとAI(応用)」の単位を習得した学生は本科目を受講できない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 1,2
2週 テーマ1|ロボットの基礎 2
3週 テーマ1|ロボットのプログラミング(1) 2
4週 テーマ1|ロボットのプログラミング(2) 2
5週 テーマ2|データ解析と予測 1
6週 テーマ2|データ収集と解析と予測 1,2
7週 テーマ3|最急降下法 1
8週 テーマ4|ニューラルネットワークによる回帰(1) 1
2ndQ
9週 テーマ4|ニューラルネットワークによる回帰(2) 1
10週 テーマ4|ニューラルネットワークによる回帰(3) 1
11週 テーマ4|ニューラルネットワークによる回帰(4) 1
12週 テーマ4|ロボット製作(1) 2
13週 テーマ4|ロボット製作(2) 2
14週 テーマ5|実データを用いた解析と予測 2
15週 テーマ5|実データを用いたニューラルネットワークによる予測 2
16週
後期
3rdQ
1週 テーマ6|データの分類・線形分類 1
2週 テーマ6|データ収集と解析(色) 2
3週 テーマ6|データの分類 2
4週 テーマ7|ニューラルネットワークによる分類(1) 1
5週 テーマ7|ニューラルネットワークによる分類(2) 1
6週 テーマ7|ニューラルネットワークによる分類(3) 1
7週 テーマ7|ニューラルネットワークによる分類(4) 1
8週 テーマ7|物体認識(1) 2
4thQ
9週 テーマ7|物体認識(2) 2
10週 テーマ7|物体認識(3) 2
11週 テーマ7|物体認識(4) 2
12週 テーマ8|玉入れロボットの製作(1) 1,2
13週 テーマ8|玉入れロボットの製作(2) 1,2
14週 テーマ8|玉入れロボットの製作(3) 1,2
15週 テーマ8|玉入れロボットの製作(4) 1,2
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート発表相互評価態度合計
総合評価割合100000100
基礎的能力00000
専門的能力100000100
分野横断的能力00000