| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
到達目標1 | 哲学・倫理学と自然科学との差異を理解し,人間の生におけるその意義を論述できる。 | 哲学・倫理学における思考法と,科学的な思考法の特徴と差異を記述できる。 | 哲学・倫理の思考法の特徴と意義を理解できず,学ぶ必要のない科目だと考えている。 |
到達目標2 | ギリシャ哲学を基に,現代でも断定できない諸問題について,自身の見解を論述できる。 | 善やイデア等,ギリシャ哲学の抽象的な世界観についてその特徴を記述できる。 | ギリシャ哲学の世界観に対して,科学が未発達な時代の間違った考えだと捉えている。 |
到達目標3 | 各宗教の歴史・思想に触れ,現代におけるその役割について自身の見解を論述できる。 | 世界の宗教の特徴やキーワードをある程度覚えており,記述することができる。 | 宗教を単に誤った考え方として捉え,現代社会においては不要なものと考えている。 |
到達目標4 | 個人主義,民主主義,資本主義の成立過程や,その現代における問題を考察できる。 | 個人,人民主権,自己利益追求等の近現代を形成する概念の成立について記述できる。 | 個人主義的,民主主義的,資本主義的価値観を当たり前に正しいものと捉えている。 |
到達目標5 | 社会主義,ファシズムの歴史を理解し,現代まで継続する問題として考察できる。 | 社会主義,ファシズムが誕生する土壌及びその目的について記述することができる。 | 社会主義やファシズムが何を目指したのかを理解せず,単なる支配構造と見ている。 |
到達目標6 | 実存主義の思想の社会性と反社会性を理解し,自身の生きる意味を考察できる。 | 実存主義の考え方の特徴を理解し,自身の生活の中で実例を挙げることができる。 | 実存主義の考え方を,自身の人生に関連させてイメージすることができない。 |