概要:
日本の主要な神社のひとつである出雲大社の古代から中世の巨大神殿造営・遷宮体制の変遷を解明することを通じて、日本古代から中世の国家体制のありかたとその変化を考える。過去の神社の建造物や境内景観を復元考察して現在のそれらと比較することを通して、その時代の政治社会体制や文化のありように即して神社の姿がどのように変化するかを明らかにする。また、以上を考え・明らかにする過程で、日本古代・中世の体制史の諸問題について再考する。
授業の進め方・方法:
講義形式、発表形式、作図作業、古文書読解作業とデータ分析
注意点:
3年生の歴史2で勉強した古代・中世の歴史をおさらいしておいてください。そのうえで、2年生の歴史1で勉強した世界史のうち,東アジア史の動きを思い出しながら、また、世界の主要な宗教の内容や特徴と比較しながら本授業の内容を理解できるとよいでしょう。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
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2週 |
現在の出雲大社の境内と社殿 |
古文書・古絵図・考古資料・科学分析個々から歴史を再構成し文章で表現できる。
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3週 |
西暦2000年 出雲大社境内遺跡発掘調査情報から考える |
古文書・古絵図・考古資料・科学分析個々から歴史を再構成し文章で表現できる。
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4週 |
鎌倉時代の巨大神殿の想定復元図を描く(作業) |
古文書・古絵図・考古資料・科学分析個々から歴史を再構成し文章で表現できる。
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5週 |
鎌倉時代の巨大神殿の想定復元図を描く(考察) |
古文書・古絵図・考古資料・科学分析個々から歴史を再構成し文章で表現できる。日本史全体の動きと地域の歴史を相互に関連づけながら文章で述べることができる。
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6週 |
古代の文献に見える出雲大社 |
古文書・古絵図・考古資料・科学分析個々から歴史を再構成し文章で表現できる。日本史全体の動きと地域の歴史を相互に関連づけながら文章で述べることができる。
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7週 |
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8週 |
摂関政治時代の体制と出雲大社顛倒詐称事件(1) |
古文書・古絵図・考古資料・科学分析個々から歴史を再構成し文章で表現できる。
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2ndQ |
9週 |
摂関政治時代の体制と出雲大社顛倒詐称事件(2) |
日本史全体の動きと地域の歴史を相互に関連づけながら文章で述べることができる。
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10週 |
院政時代の政治体制と出雲大社の造営・遷宮(1) |
日本史全体の動きと地域の歴史を相互に関連づけながら文章で述べることができる。
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11週 |
院政時代の政治体制と出雲大社の造営・遷宮(2) |
日本史全体の動きと地域の歴史を相互に関連づけながら文章で述べることができる。
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12週 |
平氏政権から鎌倉時代成立期の政治体制と出雲大社の造営・遷宮(1) |
日本史全体の動きと地域の歴史を相互に関連づけながら文章で述べることができる。
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13週 |
平氏政権から鎌倉時代成立期の政治体制と出雲大社の造営・遷宮(2) |
日本史全体の動きと地域の歴史を相互に関連づけながら文章で述べることができる。
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14週 |
鎌倉時代の政治史と出雲大社造営・遷宮(1) |
日本史全体の動きと地域の歴史を相互に関連づけながら文章で述べることができる。
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
期末試験返却 |
日本史全体の動きと地域の歴史を相互に関連づけながら文章で述べることができる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
鎌倉時代の政治史と出雲大社造営・遷宮(2) |
日本史全体の動きと地域の歴史を相互に関連づけながら文章で述べることができる。
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2週 |
出雲大社造営の遅滞と鎌倉幕府体制の変容(1) |
古文書・古絵図・考古資料・科学分析個々から歴史を再構成し文章で表現できる。
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3週 |
出雲大社造営の遅滞と鎌倉幕府体制の変容(2) |
古文書・古絵図・考古資料・科学分析個々から歴史を再構成し文章で表現できる。
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4週 |
鎌倉時代の出雲大社領と開発ー所領目録の解読ー(1) |
古文書・古絵図・考古資料・科学分析個々から歴史を再構成し文章で表現できる。
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5週 |
鎌倉時代の出雲大社領と開発ー所領目録の解読ー(2) |
古文書・古絵図・考古資料・科学分析個々から歴史を再構成し文章で表現できる。
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6週 |
鎌倉幕府の崩壊と出雲大社ー後醍醐天皇綸旨を読むー(作業) |
日本史全体の動きと地域の歴史を相互に関連づけながら文章で述べることができる。
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7週 |
南北朝の動乱と出雲大社ー後醍醐天皇綸旨の解説ー(作業) |
日本史全体の動きと地域の歴史を相互に関連づけながら文章で述べることができる。
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8週 |
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4thQ |
9週 |
南北朝・室町幕府体制における出雲大社造営(1) |
日本史全体の動きと地域の歴史を相互に関連づけながら文章で述べることができる。
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10週 |
戦国時代から江戸時代初頭における出雲大社(2) |
日本史全体の動きと地域の歴史を相互に関連づけながら文章で述べることができる。
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11週 |
伊予の平安・鎌倉時代史 |
日本史全体の動きと地域の歴史を相互に関連づけながら文章で述べることができる。古文書・古絵図・考古資料・科学分析個々から歴史を再構成し文章で表現できる。
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12週 |
地域文化財の調査研究発表 |
地域の史跡・文化財から調査対象やテーマを自ら選び、歴史を座標に位置づけながら説明することができる。
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13週 |
地域文化財の調査研究発表 |
地域の史跡・文化財から調査対象やテーマを自ら選び、歴史を座標に位置づけながら説明することができる。
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14週 |
地域文化財の調査研究発表 |
地域の史跡・文化財から調査対象やテーマを自ら選び、歴史を座標に位置づけながら説明することができる。
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15週 |
学年末試験 |
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16週 |
試験返却 総括 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。 | 3 | |
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11 |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 3 | |
公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 3 | |
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 3 | |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | 後12,後13,後14 |