概要:
現在、生物学に関する領域は非常に広くなってきており、特にバイオテクノロジーを用いる考え方は一般化してきている。今後の学習、進学、就職において必要となる。
授業の進め方・方法:
主に講義形式の授業とし、定期試験、授業態度により評価する。
注意点:
生物学については、小、中学校での授業からある程度の知識を得ていると思う。この授業は、そのレベルを上げ、これから学ぶ生物関連の科目へのステップとなるので、生物学により興味を持って学んで欲しい。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 基礎生物 | 原核生物と真核生物の違いについて説明できる。 | 3 | 前1,後1 |
核、ミトコンドリア、葉緑体、細胞膜、細胞壁、液胞の構造と働きについて説明できる。 | 3 | 前2,後1 |
葉緑体とミトコンドリアの進化の説について説明できる。 | 3 | 前5,後3 |
代謝、異化、同化という語を理解しており、生命活動のエネルギーの通貨としてのATPの役割について説明できる。 | 3 | 前3 |
酵素とは何か説明でき、代謝における酵素の役割を説明できる。 | 3 | 前6,前7 |
光合成及び呼吸の大まかな過程を説明でき、2つの過程の関係を説明できる。 | 3 | 前3 |
DNAの構造について遺伝情報と結びつけて説明できる。 | 3 | 前4,前5 |
遺伝情報とタンパク質の関係について説明できる。 | 3 | 前13 |
染色体の構造と遺伝情報の分配について説明できる。 | 3 | 後12,後13,後14,後15 |
細胞周期について説明できる。 | 3 | 前11 |
分化について説明できる。 | 4 | 前11 |
ゲノムと遺伝子の関係について説明できる。 | 3 | 前14,前15 |
細胞膜を通しての物質輸送による細胞の恒常性について説明できる。 | 3 | 後4,後5 |
フィードバック制御による体内の恒常性の仕組みを説明できる。 | 3 | 後6,後7 |
情報伝達物質とその受容体の働きを説明できる。 | 4 | 後6,後7 |
免疫系による生体防御のしくみを説明できる。 | 3 | 後10,後11 |
生物化学 | タンパク質の機能をあげることができ、タンパク質が生命活動の中心であることを説明できる。 | 3 | 前6,前7 |
タンパク質を構成するアミノ酸をあげ、それらの側鎖の特徴を説明できる。 | 3 | 前6,前7 |
アミノ酸の構造とペプチド結合の形成について構造式を用いて説明できる。 | 3 | 前6,前7 |
タンパク質の高次構造について説明できる。 | 3 | 前6,前7 |
ヌクレオチドの構造を説明できる。 | 3 | 前10 |
DNAの二重らせん構造、塩基の相補的結合を説明できる。 | 3 | 前10 |
DNAの半保存的複製を説明できる。 | 3 | 前11 |
RNAの種類と働きを列記できる。 | 3 | 前12,前13,前14 |
コドンについて説明でき、転写と翻訳の概要を説明できる。 | 3 | 前12,前13,前14 |
酵素の構造と酵素-基質複合体について説明できる。 | 3 | 前7 |
酵素の性質(基質特異性、最適温度、最適pH、基質濃度)について説明できる。 | 3 | 前7 |
解糖系の概要を説明できる。 | 3 | 後1 |
クエン酸回路の概要を説明できる。 | 3 | 後1 |
酸化的リン酸化過程におけるATPの合成を説明できる。 | 3 | 後1 |
嫌気呼吸(アルコール発酵・乳酸発酵)の過程を説明できる。 | 3 | 後2 |
各種の光合成色素の働きを説明できる。 | 3 | 後3 |
光化学反応の仕組みを理解し、その概要を説明できる。 | 3 | 後3 |
炭酸固定の過程を説明できる。 | 3 | 後3 |