生物応用化学演習3

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 生物応用化学演習3
科目番号 140302 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生物応用化学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 改訂化学  竹内敬人 他 (東京書籍)
担当教員 河村 秀男

到達目標

1.元素の周期律と周期表の概要を説明できる
2.物質の状態についてその概要を説明できる
3.物質の性質についてその概要を説明できる
4.物質の変化(化学変化、酸化還元など)についてその概要を説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1元素の周期律と周期表の概要を理解し、正確に説明できる元素の周期律と周期表の概要を説明できる元素の周期律と周期表の概要を説明できない
評価項目2物質の状態についてその概要を理解し、正確に説明できる物質の状態についてその概要を説明できる物質の状態についてその概要を説明できない
評価項目3物質の性質についてその概要を理解し、正確に説明できる物質の性質についてその概要を説明できる物質の性質についてその概要を説明できない
評価項目4物質の変化(化学変化、酸化還元など)についてその概要を理解し、正確に説明できる物質の変化(化学変化、酸化還元など)についてその概要を説明できる物質の変化(化学変化、酸化還元など)についてその概要を説明できない

学科の到達目標項目との関係

工学基礎知識 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
生物応用化学演習2Bに引き続き、第1学年で学習した化学1および基礎生物学と、第2学年で学習した化学2の内容について演習問題を通して理解を深め、第3学年以降の専門科目の学習に必要な基礎知識を身に付ける。
授業の進め方・方法:
授業では、事前に与えた課題を提出し、課題に基づいた小テストを実施、小テストの解説を行う。定期試験でも理解度を確認する。
注意点:
第3学年以降の生物応用化学に関する専門科目(化学コースおよび生物コース)では、この授業で扱う化学の基礎知識とその知識の使い方を必要とします。そのために、繰り返し基礎的な問題を考えて解くことにより、しっかり身につけてください。

本科目の区分

Webシラバスと本校履修要覧の科目区分では表記が異なるので注意すること。本科目は履修要覧(p.9)に記載する「④選択科目」である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、元素の周期表 1.元素の周期律と周期表の概要を説明できる
2週 原子の電子配置 1.元素の周期律と周期表の概要を説明できる
3週 モルと化学反応式 2.物質の状態についてその概要を説明できる
4週 化学結合と結晶 2.物質の状態についてその概要を説明できる
5週 気体の法則 3.物質の性質についてその概要を説明できる
6週 物質の三態 3.物質の性質についてその概要を説明できる
7週 中間試験
8週 試験返却と解説
4thQ
9週 溶液 3.物質の性質についてその概要を説明できる
10週 化学反応とエネルギー 4.物質の変化(化学変化、酸化還元など)についてその概要を説明できる
11週 化学平衡 4.物質の変化(化学変化、酸化還元など)についてその概要を説明できる
12週 酸・塩基 4.物質の変化(化学変化、酸化還元など)についてその概要を説明できる
13週 酸化・還元 4.物質の変化(化学変化、酸化還元など)についてその概要を説明できる
14週 電池・電気分解 4.物質の変化(化学変化、酸化還元など)についてその概要を説明できる
15週 期末試験
16週 試験返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学化学(一般)化学(一般)物質が原子からできていることを説明できる。3後1
単体と化合物がどのようなものか具体例を挙げて説明できる。3後1
同素体がどのようなものか具体例を挙げて説明できる。3後2
純物質と混合物の区別が説明できる。3後1
物質を構成する分子・原子が常に運動していることが説明できる。3後2
水の状態変化が説明できる。3後6
物質の三態とその状態変化を説明できる。3後6
ボイルの法則、シャルルの法則、ボイル-シャルルの法則を説明でき、必要な計算ができる。3後5
気体の状態方程式を説明でき、気体の状態方程式を使った計算ができる。3後5
原子の構造(原子核・陽子・中性子・電子)や原子番号、質量数を説明できる。3後2
同位体について説明できる。3後2
原子の電子配置について電子殻を用い書き表すことができる。3後2
価電子の働きについて説明できる。3後2
原子のイオン化について説明できる。3後2
代表的なイオンを化学式で表すことができる。3後3
原子番号から価電子の数を見積もることができ、価電子から原子の性質について考えることができる。3後2
元素の性質を周期表(周期と族)と周期律から考えることができる。3後1
イオン式とイオンの名称を説明できる。3後4
イオン結合について説明できる。3後4
イオン結合性物質の性質を説明できる。3後4
イオン性結晶がどのようなものか説明できる。3後4
共有結合について説明できる。3後4
構造式や電子式により分子を書き表すことができる。3後4
自由電子と金属結合がどのようなものか説明できる。3後4
金属の性質を説明できる。3後4
原子の相対質量が説明できる。3後2
天然に存在する原子が同位体の混合物であり、その相対質量の平均値として原子量を用いることを説明できる。3後2
アボガドロ定数を理解し、物質量(mol)を用い物質の量を表すことができる。3後3
分子量・式量がどのような意味をもつか説明できる。3後3
気体の体積と物質量の関係を説明できる。3後5
化学反応を反応物、生成物、係数を理解して組み立てることができる。3後3,後10
化学反応を用いて化学量論的な計算ができる。3後3,後10
電離について説明でき、電解質と非電解質の区別ができる。3後3,後9
質量パーセント濃度の説明ができ、質量パーセント濃度の計算ができる。3後3,後9
モル濃度の説明ができ、モル濃度の計算ができる。3後3,後9
酸・塩基の定義(ブレンステッドまで)を説明できる。3後12
酸・塩基の化学式から酸・塩基の価数をつけることができる。3後12
電離度から酸・塩基の強弱を説明できる。3後12
pHを説明でき、pHから水素イオン濃度を計算できる。また、水素イオン濃度をpHに変換できる。3後12
中和反応がどのような反応であるか説明できる。3後12
中和滴定の計算ができる。3後12
酸化還元反応について説明できる。3後13
イオン化傾向について説明できる。3後14
金属の反応性についてイオン化傾向に基づき説明できる。3後14
ダニエル電池についてその反応を説明できる。3後14
電気分解反応を説明できる。3後14
ファラデーの法則による計算ができる。3後14

評価割合

試験小テスト課題提出物態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合702001000100
基礎的能力702001000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000