数学特別演習

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 数学特別演習
科目番号 140416 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生物応用化学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 高専テキストシリーズ 基礎数学・線形代数・微分積分 1 ・微分積分2 高専の数学教材研究会編 (森北出版)、 高専テキストシリーズ 基礎数学・線形代数・微分積分 1 ・微分積分2 問題集 高専の数学教材研究会編(森北 出版)
担当教員 岩本 豊

到達目標

1. 恒等式、方程式、不等式、基本的な関数とグラフ,平面図形の理解およびその計算
2. 場合の数、確率の理解およびその計算
3. 平面ベクトル、空間ベクトル、行列、行列式、行列の固有値・対角化の理解およびその計算
4. 1変数関数の極限と微分、積分の理解およびその計算
5. 高次導関数、級数、2変数関数、偏微分、高度な積分、重積分の理解およびその計算
6. 1階、2階微分方程式の理解およびその計算

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1恒等式、方程式、不等式、基本的な関数とグラフ、平面図形に関する応用問題を解くことができる恒等式、方程式、不等式、基本的な関数とグラフ、平面図形について理解し、問題を解くことができる恒等式、方程式、不等式、基本的な関数とグラフ、平面図形に関する問題を解くことができない
評価項目2場合の数、確率に関する応用問題を解くことができる場合の数、確率について理解し、問題を解くことができる場合の数、確率に関する問題を解くことができない
評価項目3ベクトル、行列、行列式、行列の固有値・対角化に関する応用問題を解くことができるベクトル、行列、行列式、行列の固有値・対角化について理解し、問題を解くことができるベクトル、行列、行列式、行列の固有値・対角化に関する問題を解くことができない
評価項目41変数関数の極限と微分、積分に関する応用問題を解くことができる1変数関数の極限と微分、積分について理解し、問題を解くことができる1変数関数の極限と微分、積分に関する問題を解くことができない
評価項目5高次導関数、級数、2変数関数、偏微分、高度な積分、重積分に関する応用問題を解くことができる高次導関数、級数、2変数関数、偏微分、高度な積分、重積分について理解し、問題を解くことができる高次導関数、級数、2変数関数、偏微分、高度な積分、重積分に関する問題を解くことができない
評価項目61階、2階微分方程式に関する応用問題を解くことができる1階、2階微分方程式について理解し、問題を解くことができる1階、2階微分方程式に関する問題を解くことができない

学科の到達目標項目との関係

専門知識 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
これまでに学習してきた数学的知識を理解・定着させるとともに、数学的な問題解決能力を身につけることを目標とする。また、数学のリテラシーを高めるために、より進んだ内容や抽象度の高い内容も扱う。
授業の進め方・方法:
1. プリントによる問題演習を基本とするが、新規に学習する内容についてはオンライン講義で対応する。
2. 演習前半が基本演習、後半が総合演習という形をとり、グループワークを中心に実施する。
3. 基本演習についてはグループ単位で担当し、板書して発表する。
4. 後半の演習課題については、提出課題とする。
5. 新規に学習する内容はオンライン教材を用意するので,可能な限り予習してくること。
注意点:
各学科の第 5 学年への進級条件と卒業条件との関連については、履修要覧をよく見て確認すること。また、この科目は追認試験の対象にはならないので注意すること。
受講を取り消す場合は 4 月中に手続きをすること。
積極的に演習に取り組むことのできる学生を歓迎します。

本科目の区分

Webシラバスと本校履修要覧の科目区分では表記が異なるので注意すること。本科目は履修要覧(p.9)に記載する「④選択科目」である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業の進め方、基礎数学の復習 1 部分分数分解、因数分解、絶対値、不等式と領域に関する演習
2週 場合の数と2項定理 2 場合の数と2項定理に関する演習
3週 内積と外積 3 外積の定義を学び、内積と合わせて演習
4週 空間図形 3 直線、平面および球面の方程式に関する演習
5週 階数と連立1次方程式 3 階数について学び、連立1次方程式や逆行列と合わせて演習
6週 階数の総合演習 3 階数と連立1次方程式に関する総合演習
7週 中間試験
8週 試験返却、行列式 3 行列式に関する演習
2ndQ
9週 行列の対角化と逆行列 3 行列の対角化と逆行列に関する演習
10週 対称行列の対角化 3 対称行列の直交行列による直交化についての演習
11週 直交変換による2次曲線の標準化 3 直交変換による2次曲線の標準化に関する演習
12週 ベクトル空間の基底と次元 3 ベクトル空間の基底と次元について学ぶ
13週 解空間と線形写像の核 3 斉次連立1次方程式の解空間と、線形写像の核について学び、演習
14週 ベクトルが張る部分空間と線形写像の像 3 ベクトルが張る部分空間と線形写像の像について学び、演習
15週 グラム・シュミットの正規直交化法 3 グラム・シュミットの正規直交化法を用いた対称行列の直交化についての演習
16週 期末試験
後期
3rdQ
1週 1変数関数の導関数 4 1変数関数の導関数に関する演習
2週 1変数関数の極限 4 1変数関数の極限に関する演習
3週 微分法の応用 4 微分法の応用に関する演習
4週 1変数の積分 4 1変数の積分に関する演習
5週 積分の応用 4 積分の応用に関する演習
6週 偏導関数 5 偏導関数に関する演習
7週 極値 5 極値に関する演習
8週 中間試験
4thQ
9週 試験返却、偏導関数総合演習 5 偏導関数の総合演習
10週 累次積分と変数変換 5 累次積分と変数変換に関する演習
11週 広義積分 5 広義積分に関する演習
12週 体積 5 2重積分や体積分に関する演習
13週 1階微分方程式1 6 1階微分方程式に関する演習
14週 1階微分方程式2 6 1階微分方程式に関する演習2
15週 2階微分方程式 6 2階線形微分方程式に関する演習
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表または課題提出合計
総合評価割合5050100
基礎的能力5050100
専門的能力000
分野横断的能力000