インターンシップA

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 インターンシップA
科目番号 140417 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生物応用化学科 対象学年 4
開設期 集中 週時間数
教科書/教材 なし
担当教員 堤 主計

到達目標

1.これまでに学んだ知識や実験技術が、実社会でどのように生かされるかを体験すること
2.組織の一員としてのマナー、個人としての責任感、技術者としての倫理の重要性を実感すること
3.実習内容やそこでの社会的経験を発表できること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1これまでに学んだ知識や実験技術が、実社会でどのように生かされるかを理解し、説明できる。これまでに学んだ知識や実験技術が、実社会で生かされていることを感じ取れる。これまでに学んだ知識や実験技術が、実社会で生かされていることを感じ取れない。
評価項目2組織の一員としてのマナー、個人としての責任感、技術者としての倫理の重要性を理解し、説明できる。組織の一員としてのマナー、個人としての責任感、技術者としての倫理の重要性を実感する。組織の一員としてのマナー、個人としての責任感、技術者としての倫理の重要性を実感できない。
評価項目3実習内容やそこでの社会的経験を発表でき、質問に的確に受け答えできる。実習内容やそこでの社会的経験を発表できる。実習内容やそこでの社会的経験を発表できない。

学科の到達目標項目との関係

環境・技術者倫理 (A) 説明 閉じる
自己表現 (C) 説明 閉じる
問題解決能力・自己向上力 (D) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
学外で実習する体験を通して、組織の一員としてのマナー、個人としての責任感を修得させる。また、実社会での技術者としての倫理の重要性を実感させる。
授業の進め方・方法:
1. 実習前に、事前講演会を聴講し、事前学習書を提出する。
2. 夏季休業中の時期において、約10日間各学生が学外で実習する。
3. 学外の工場、公的事務所、研究所、大学研究室などで実習を体験する。
4. 実習終了後は受け入れ先の指導責任者の証明書を得るとともに、報告書を作成する。
5. 教員と3年生を対象にして、実習の報告会を行う。
注意点:
受入先の指示に従い、学生として良識のある行動をとること。 学校で習う知識と広い意味での現場での実際との違いをいろいろな角度から感じて欲しい。また、それをばねにして今後の勉学に励んで欲しい。 低学年の学外研修や3,4年の工場見学、また、進路希望等を踏まえて、インターンシップ先を選択してほしい。インターンシップの内容に応じて、低学年の講義や実験実習で得た知識を役立てるための事前学習をしておく必要がある。(目的を明確にしておく。)
インターンシップで得た知識は、4年の実験や卒業研究等で役立つ。また、進路決定にも多いに役立つ。

本科目の区分

Webシラバスと本校履修要覧の科目区分では表記が異なるので注意すること。本科目は履修要覧(p.9)に記載する「①必修科目」である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実習前に、事前講演会を聴講し、事前学習書を提出する。 1
2週 夏季休業中の時期において、約10日間各学生が学外で実習する。
1,2
3週 実習内容は、化学関係の分析的な業務に加えて、生産現場での業務、研究室での研究的業務などを体験する。
1,2
4週 実習終了後は実習報告書および到達度確認表を提出する。
3
5週 教員と3年生を対象にして、実習の報告会を行う。 3
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3
企業には社会的責任があることを認識している。3
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3

評価割合

達成度確認表発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50500000100
基礎的能力0000000
専門的能力250000025
分野横断的能力2550000075