1. 吸光分析(Lambert-Beerの法則の誘導)の原理を理解できること。
2. クロマトグラフィーの原理を理解でき、その分類ができること。
3. 赤外吸収スペクトル分析法の原理を理解でき、特性吸収から官能基を推測できること。
4. 熱分析(TG、DTA、DSC)の原理を理解できること。
5. 核磁気共鳴法について理解でき、化学シフトから構造を解析できること。
6. 原子吸光分析法の原理を理解できること。
7. 質量分析法の原理を理解できること。
8. 走査型電子顕微鏡およびX線光電子分光法の原理を理解できること。
概要:
各種機器分析法について、その理論と原理、分析方法を解説する。特に、理論、原理の理解に重点を置く。
授業の進め方・方法:
各種機器分析法の説明の前に基礎知識(物理、化学等)の確認のためのプリントを配布する。また、解説終了後に理論と原理の理解を確認できる演習プリントを配布する。機器分析実験と並行して講義を進めることにより、理解度の向上を計る。
注意点:
機器分析化学は現代の科学産業を支えている非常に大切な学問である。特に化学関連の企業等に就職した場合には最も身近で、装置を触れる機会も多い。機器の原理を物理・数学・化学の基礎知識に基づいて理解することが大切である。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 分析化学 | 強酸、強塩基および弱酸、弱塩基についての各種平衡について説明できる。 | 4 | |
光吸収について理解し、代表的な分析方法について説明できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前9,前10 |
Lambert-Beerの法則に基づく計算をすることができる。 | 4 | 前2 |
イオン交換による分離方法についての概略を説明できる。 | 4 | 前5,前6 |
溶媒抽出を利用した分析法について説明できる。 | 4 | 前6 |
無機および有機物に関する代表的な構造分析、定性、定量分析法等を理解している。 | 4 | 前2,前4,前6,前11,前12,後1,後2,後5,後7,後9,後13,後14,後15 |
クロマトグラフィーの理論と代表的な分析方法を理解している。 | 4 | 前5,前7 |
特定の分析装置を用いた気体、液体、固体の分析方法を理解し、測定例をもとにデータ解析することができる。 | 4 | 前4,前6,前11,前13,前14,前15,後3,後4,後6,後10,後11,後12 |