工学基礎演習

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 工学基礎演習
科目番号 151102 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境材料工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 基礎からの数学I + A チャート研究所 編著(数研出版)
担当教員 志賀 信哉,平澤 英之

到達目標

1. 整式の加減乗除に関する基礎問題が解けること。
2. 因数分解が出来ること。
3. 実数の意味を理解し、絶対値や平方根に関する基礎問題が解けること。
4. 不等式に関する基礎問題が解けること。
5. 2次関数に関するグラフが描け、基礎問題が解けること。
6. 三角比に関する基礎問題が解けること。
7. 正弦定理や余弦定理に関する基礎問題が解けること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1整式の加減乗法に関する応用問題が解けること。整式の加減乗法に関する基礎問題が解けること。整式の加減乗法に関する基礎問題が解けない。
評価項目2因数分解に関する応用問題が解けること。因数分解に関する基礎問題が解けること。因数分解に関する基礎問題が解けるない。
評価項目3実数の意味が理解できて、絶対値や平方根に関する応用問題が解けること。実数の意味が理解できて、絶対値や平方根に関する基礎問題が解けること。実数の意味が理解できず、絶対値や平方根に関する基礎問題が解けない。
評価項目4不等式に関する応用問題が解けること。不等式に関する基礎問題が解けること。不等式に関する基礎問題が解けない。
評価項目52次関数に関するグラフが描け、応用問題が解けること。2次関数に関するグラフが描け、基礎問題が解けること。2次関数に関するグラフが描けなく、基礎問題が解けない。
評価項目6三角比に関する応用問題が解けること。三角比に関する基礎問題が解けること。三角比に関する基礎問題が解けない。
評価項目7正弦定理や余弦定理に関する応用問題が解けること。正弦定理や余弦定理に関する基礎問題が解けること。正弦定理や余弦定理が分からず、基礎問題が解けない。

学科の到達目標項目との関係

工学基礎知識 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
材料工学の基礎となる”数学”について、演習を通して授業内容の理解を深め、さらに自己学習能力を身につけさせる。
授業の進め方・方法:
数学は材料工学における基礎学問の1つであり、専門科目を勉強する上で大変重要な科目です。この授業科目では、数学の演習問題に各自で取り組んでもらいます。すでに中学校で学んだ内容や数学の授業で学習してきたことが主なので、自力で解答できる演習問題です。自ら積極的に多くの演習問題に取り組んで、数学力を高めて欲しいと思っています。分からなくなれば、まずは数学の教科書や参考書を開いて自分の力で理解することにチャレンジしてください、これが自己学習能力を高めることに繋がります。教科書・参考書を見ても分からない場合は担当教員に聞きに来てください。理解できるまで丁寧に指導します。
注意点:
毎回の課題を必ず提出してください。特別な理由がないままに課題が提出されなければ単位の認定ができません。

本科目の区分

Webシラバスと本校履修要覧の科目区分では表記が異なるので注意すること。
本科目は履修要覧(p.9)に記載する「④選択科目」である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・中学数学の復習 1
2週 数と式1(整式の加法)・単位計算の基礎 1
3週 数と式2(整式の減法)・有効数字計算の基礎 1
4週 数と式3(整式の乗法) 1
5週 数と式4(乗法公式) 2
6週 数と式5(因数分解) 2
7週 数と式6(分数式) 2
8週 中間試験
2ndQ
9週 試験返却
数と式7(実数)
10週 数と式8(平方根) 3
11週 1次不等式1(1次不等式の解法) 3
12週 1次不等式2(絶対値記号を含む方程式・不等式) 4
13週 2次関数1(関数とグラフ) 4
14週 2次関数2(2次関数とそのグラフ) 5
15週 期末試験 5
16週 試験返却
後期
3rdQ
1週
2次関数3(2次関数の最大と最小)
5
2週 2次関数4(2次関数の決定) 5
3週 2次関数5(2次方程式、実数解) 5
4週 2次関数6(解と係数の関係) 5
5週 2次関数7(2次式の因数分解) 5
6週 2次関数8(グラフと2次方程式) 5
7週 中間試験 5
8週 試験返却
2次関数9(グラフと2次不等式)
6
4thQ
9週 三角比1(正弦、余弦、正接) 6
10週 三角比2(三角比の相互関係) 6
11週 三角比3(鈍角の三角比) 6
12週 三角形への応用1(正弦定理と余弦定理) 6
13週 三角形への応用2(三角形の面積) 7
14週 三角形への応用3(図形の計量) 7
15週 期末試験 7
16週 試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学整式の加減乗除の計算、及び因数定理等を利用した簡単な因数分解ができる。 3前2,前3,前4,前5,前6,前8
分数式の加減乗除の計算ができる。3前7,前8
実数の絶対値について理解し、計算ができる。3前9,前15,前16
分母の有理化等の平方根の計算ができる。3前10,前15,前16
解の公式等を利用して、二次方程式を解くことができる。3前11,前12,前15,前16
因数定理等を利用して、高次方程式を解くことができる。3前11,前12,前15,前16
連立方程式を解くことができる。3前11,前12,前15,前16
一次不等式及び二次不等式を解くことができる。3前11,前12,前15,前16
二次関数の性質及びグラフを理解し、最大値や最小値を求めることができる。3前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8
角を弧度法で表現することができる。3後9,後10,後11,後15,後16
鋭角の三角比及び一般角の三角関数の値を求めることができる。3後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
三角関数の性質及びグラフを理解し、三角関数を含む方程式・不等式を解くことができる。3後12,後13,後14,後15,後16
加法定理を利用できる。3後12,後13,後14,後15,後16
不等式の表す領域を図示できる。3前11,前12,前15,前16

評価割合

試験課題演習合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力030000030
専門的能力700000070
分野横断的能力0000000