概要:
製図は物体の形状、機能および材質などを間違いなく他人に伝える手段である。基礎製図では形状や材質を表現する基礎的な共通ルールを学ぶ。また、受講生としてのマナーについても基本的な指導を行う。
授業の進め方・方法:
講義は1時間とし、残りの2時間は練習ノートなどの実技を行う。実技は、講義の該当範囲を基に実施する。実技課題は定められた時間内に作成し教員のチェックを受ける。課題に訂正・修正などが必要な場合は、期限内に再提出する。
注意点:
図面は、あらゆる工業分野で用いられ、設計者の意思を製作者に正確に伝えるとても重要な働きを行っています。製図規格を理解し図面を正しく読み、製図用具を正しく使用して、線の種類を明確に区別し、必要事項の記入漏れがないよう、正確、丁寧に図面を描くように心がけること。なお、授業に必要な教科書や製図道具がない場合、受講することができない。
提出課題は、期限を厳守すること。忘れ物、課題の遅滞や未提出には、厳しく対応する。特に課題については、粗雑、不備がある、期限内に提出されない場合、評価の対象外となり単位を認めないので十分留意すること。
この科目は学修単位科目(2単位)であり、総学修時間は90時間である。(内訳は授業時間30時間、自学自習時間60時間である。)単位認定には60時間に相当する自学自習が必須であり、この自学自習時間には、担当教員からの自学自習用課題、授業のための予習復習時間、理解を深めるための演習課題の考察時間、および試験準備のための学習時間を含むものとする。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 材料系分野 | 設計・加工 | 図面の役割、線の種類と用途、物体の投影図の描き方、図面の作成用具の役割を理解し、活用できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
製作図の描き方、寸法・公差・表面性状の指示、部品のスケッチの仕方を理解し、製作図を作成できる。 | 4 | 前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
機械要素の製図の規格を理解し、図面を作成できる。 | 4 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |