環境材料実験基礎

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 環境材料実験基礎
科目番号 151202 科目区分 専門 /  
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境材料工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 これならわかる化学実験 三共出版 田中晶善著、実験実習安全必携 独立行政法人国立高等専門学校機構、安全の手引き
担当教員 高見 静香,松原 靖廣,真中 俊明

到達目標

1 実験に対する心構えを理解する。(実験の意義、安全教育)
2 基本的な実験器具が使える。(ガラス機器、測定機器)
3 簡単な実験を遂行できる。(基礎的な化学実験)
4 レポートの書き方を習得する。(モル数・濃度の計算、図・表、考察、提出期限)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1安全に実験を行なうため実験室での注意事項に沿って実験が実施できる。安全に実験を行なうため実験室での注意事項を説明できる。安全に実験を行なうため実験室での注意事項を理解できない。
評価項目2実験器具名やガラス器具名を説明でき、それぞれを適正に使用できる。ノートや教科書を参照しながら、実験器具名やガラス器具名を説明でき、それぞれを適正に使用できる。実験器具名、ガラス器具名、それぞれの使用方法、実験廃液処理について説明できない。
評価項目3安全に配慮しながら、適切な手順や操作で中和滴定実験が一人でできる。安全に配慮しながら、中和滴定実験ができる。安全に配慮しながら、中和滴定実験ができない。
評価項目4実験結果からモル数や濃度の計算ができ、内容に不備無く、提出期限内に考察を加えたレポートが作成できる。実験結果からモル数や濃度の計算ができ、内容に不備無く、提出期限内にレポートが作成できる。実験結果からモル数や濃度の計算ができるが、内容に不備無く、提出期限内にレポートが作成できない。

学科の到達目標項目との関係

専門知識 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 ガラス器具、実験器具、試薬、廃液処理など安全や環境に関する諸注意とともに、基礎的な実験器具の使い方、実験操作および実験ノートやレポートの作成法を習得する。
授業の進め方・方法:
 1週目:ガイダンス。2週目以降は、演習や解説を行った後、2~3名程度の班毎に実験を行う。実験で得られた情報は、実験ノートに記録し、レポートにまとめて提出する。
注意点:
 本シラバスは実験ノートに貼りつけ、予習や復習の時以外に講義や実験中に授業内容を参照すること。なお、実験遂行能力は、実験ノートの内容および実験実技試験の結果にて評価する。レポートおよび実験ノートは指導教員の指示に従い期日を守って提出すること。期限内に不備無く提出された課題のみ評価の対象とする。提出物の期限は、次回実験の前日17:00までとする。提出物の遅滞、実験に適さない服装は、厳しく指導する。
 特別な事由の無い無断欠席は該当実験に対する評価を行わない。実験に関する諸注意を聞き逃す程の遅刻や居眠りは、欠席扱いとする。
 実験時の服装は白衣とし、実験遂行に危険を及ぼすと判断される態度及び頭髪、着衣、靴などの身だしなみの不整は、欠席扱いとするので注意すること。正当な事由で欠席する場合は、事前に連絡することとし、その場合のレポートや実験ノートは、班員と連絡を取り、必要に応じて追加実験を行った上で提出すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 1,4
2週 基礎講義と演習(1) 2,4
3週 基礎講義と演習(2) 2,4
4週 基礎講義と演習(3) 2,4
5週 基礎講義と演習(4) 2,4
6週 基礎講義と演習(5) 2,4
7週 演習内容のまとめ 1,2,4
8週 基礎物理化学実験操作法 1,2
4thQ
9週 容量分析実験(1) 1,3
10週 レポート課題の確認 4
11週 容量分析実験(2) 1,3
12週 レポート課題の確認 4
13週 実験実技試験(1) 1,2,3
14週 実験実技試験(2) 1,2,3
15週 実験のまとめ 1, 2, 3, 4
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。3
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。3
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3

評価割合

実験遂行能力実験レポート実験ノート小テストポートフォリオその他合計
総合評価割合3030202000100
基礎的能力3030202000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000