環境材料工学実験1

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 環境材料工学実験1
科目番号 151208 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境材料工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 参考書:石井知彦他編 機能性材料科学入門
担当教員 高見 静香,當代 光陽,坂本 全教,新任 Z

到達目標

1 実験に対する心構えを理解する。(実験の意義、安全教育)
2 基本的な実験器具が使える。(ガラス機器、測定機器)
3 簡単な実験を遂行できる。(基礎的な化学実験および物理学実験)
4 レポートの書き方を習得する。(モル数・濃度の計算、有効数字、図・表、考察を含めたレポート作成の基礎、提出期限)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1安全に実験を行なうため実験室での注意事項に沿って実験が実施できる。安全に実験を行なうため実験室での注意事項を説明できる。安全に実験を行なうため実験室での注意事項を理解できない。
評価項目2実験器具名やガラス器具名を説明でき、それぞれを適正に使用できる。ノートや教科書を参照しながら、実験器具名やガラス器具名を説明でき、それぞれを適正に使用できる。実験器具名、ガラス器具名、それぞれの使用方法、実験廃液処理について説明できない。
評価項目3安全に配慮しながら、適切な手順や操作で各テーマの実験が一人でできる。安全に配慮しながら、各テーマの実験ができる。安全に配慮しながら、各テーマの実験ができない。
評価項目4実験結果から図や表を用いてのデータ整理および考察ができ、内容に不備無く、提出期限内に考察を加えたレポートが作成できる。実験結果から図や表を用いてのデータ整理および考察ができ、内容に不備無く、提出期限内にレポートが作成できる。実験結果から図や表を用いてのデータ整理および考察ができるが、内容に不備無く、提出期限内にレポートが作成できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 本基礎実験は、3年生以降の専門実験科目への基礎固めとして化学・物理学の内容で行う。全般的に実験器具、試薬、ガラス器具、廃液処理など安全や環境に関する諸注意とともに、基礎的な実験器具の使い方、実験操作および実験ノートやレポートの作成法を習得する。授業で学んだことを実験で確認、逆に実験で分かったことが授業で確認できることを目指す。
授業の進め方・方法:
 本基礎実験は化学・物理学の基礎実験を前半と後半に分かれて行う。前半後半ともに1週目はガイダンスを行う。2週目以降は、演習や解説を行いながら数名程度の班毎で実験を実施する。実験で得られた情報は、実験ノートに記録し、レポートにまとめて提出する。
注意点:
 本シラバスは実験ノートに貼りつけ、予習や復習の時以外に講義や実験中に授業内容を参照すること。なお、実験遂行能力は、実験ノートの内容および実験実技試験の結果にて評価する。レポートおよび実験ノートは指導教員の指示に従い期日を守って提出すること。期限内に不備無く提出された課題のみ評価の対象とする。提出物の期限は、次回実験の前日17:00までとする。提出物の遅滞、実験に適さない服装は、厳しく指導する。
 特別な事由の無い無断欠席は該当実験に対する評価を行わない。実験に関する諸注意を聞き逃す程の遅刻や居眠りは、欠席扱いとする。
 実験時の服装は白衣とし、実験遂行に危険を及ぼすと判断される態度及び頭髪、着衣、靴などの身だしなみの不整は、欠席扱いとするので注意すること。正当な事由で欠席する場合は、事前に連絡することとし、その場合のレポートや実験ノートは、班員と連絡を取り、必要に応じて追加実験を行った上で提出すること。

本科目の区分

Webシラバスと本校履修要覧の科目区分では表記が異なるので注意すること。
本科目は履修要覧(p.9)に記載する「④選択科目」である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 化学実験ガイダンス
基礎化学実験操作法および容量分析実験について
1,4
2週 容量分析実験(1) 2,4
3週 容量分析実験(2) 2,4
4週 小テスト・実験レポート作成・指導 2,4
5週 容量分析実験(3) 2,4
6週 容量分析実験(4) 2,4
7週 中間試験期間
8週 物理実験ガイダンス
結晶学実験および化学熱力学実験について
1,2,4
4thQ
9週 結晶学実験①
―基礎的な結晶構造を実際に作ってみようー
1,2,3,4
10週 結晶学実験②
ー結晶構造と金属の密度を体験しようー
1,2,3,4
11週 小テスト・実験レポート作成・指導 4
12週 化学熱力学実験① 1,2,3,4
13週 化学熱力学実験② 1,2,3,4
14週 小テスト・実験レポート作成・指導 1,2,3,4
15週 期末試験期間
16週 総括 1,2,3,4

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

実験遂行能力実験レポート実験ノート小テストポートフォリオその他合計
総合評価割合3030202000100
基礎的能力3030202000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000