| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 電子殻と量子数の関係が正しく理解でき、各元素の電子配置が規則に基づいて正しく書ける。 | 原子の構造が理解でき、各元素の電子数に基づいた電子配置が書ける。 | 各元素の電子配置が正しく書けない。 |
評価項目2 | イオン結合・共有結合と比較して金属結合や水素結合、ファンデルワールス結合が理解できる。 | イオン結合と共有結合の違いが理解できる。 | 化学結合の違いが理解できない。 |
評価項目3 | 各種混成軌道の違いについて理解でき、化合物の分子構造について推測できる。 | 各軌道の組み合わせで混成軌道ができることを理解できる。 | 軌道の混成について理解できない。 |
評価項目4 | 理想気体の状態方程式と実在気体の状態方程式の違いを理解できる。 | 理想気体の状態方程式の計算ができ、水の状態図を用いて状態を説明できる。 | 理想気体の状態方程式が理解できず、水の状態図が理解できない。 |
評価項目5 | 熱力学第1、第2法則に関連して、エンタルピーやエントロピーの概念と結びつけて説明することができる。 | 熱力学第一法則はエネルギー保存則、第二法則はエントロピー増大則と関連していることが理解できる。 | エネルギー保存やエントロピーについて理解できず、熱力学第一法則と第二法則が説明できない。 |
評価項目6 | ギブズ自由エネルギーを用いて、化学ポテンシャルの概念が理解できる。 | エンタルピーやエントロピーを用いて、自由エネルギーの概念を説明できる。 | 自由エネルギーについて説明できない。 |
評価項目7 | 溶液の凝固点降下と沸点上昇の計算ができ、浸透圧について説明できる。 | 溶液の凝固点降下と沸点上昇がなぜ起こるのか説明できる。 | 溶液の凝固点降下と沸点上昇について理解できない。 |
評価項目8 | 溶液の酸性度・塩基性度についてpHを用いて計算できる。化合物の酸化数が計算でき、電子の授受に伴う各種現象について説明できる。 | 溶液の酸性度・塩基性度についてpHを用いて表現できる。化合物の酸化数が計算できる。 | 溶液の酸性度・塩基性度をpHで表現できない。化合物の酸化数が計算できない。 |
評価項目9 | ルシャトリエの化学平衡の概念について説明でき、工業への応用事例を挙げることができる。 | 反応速度論における遷移状態、活性化状態、平衡状態について理解でき、説明できる。 | 反応速度の観点から、化学平衡について説明できない。 |