概要:
プラスチック、医薬品、液晶モニター、色素などの炭素を含む有機材料は、分子一つ一つの相互作用により集合体を形成したものである。これら有機材料の性質は、分子の性質が大きく関与する。本講義では、有機化合物の結合や構造についての基本事項を説明した後、種々多様な有機化合物の構造・物性・化学反応について詳細に説明をする。
授業の進め方・方法:
「本科目の理解には1,2年生の化学、3年生の無機化学の知識が必要です。有機化学は基本を理解することが大事です。暗記科目ではなく、基本を押さえそれを活用すれば理解できます。特に、前期中間、期末で学んだ内容は教科書を見て復習すること。関連する科目として、高分子材料学、環境材料工学1と2があります。「授業内容」に対応する教科書、配布されたプリントは必ず読んでおくこと。授業ノートを綺麗に作るのが目的ではなく、理解することを優先してノートを書いてください。後で、自宅で復習しながらまとめる方法がお勧めです。
注意点:
この科目は学修単位科目(2単位)であり、総学修時間は90時間である。(内訳は授業時間30時間、自学自習時間60時間である。)単位認定には60時間に相当する自学自習が必須であり、この自学自習時間には、担当教員からの自学自習用課題、授業のための予習復習時間、理解を深めるための演習課題の考察時間、および試験準備のための学習時間を含むものとする。
| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
| 専門的能力 | 分野別の専門工学 | 材料系分野 | 有機材料 | 有機物が炭素骨格を持つ化合物であることを説明できる。 | 4 | 前1,前2 |
| 代表的な官能基を有する化合物を含み、IUPACの命名法に基づき、構造と名前の変換ができる。 | 4 | 前2,前5 |
| σ結合とπ結合について説明できる。 | 4 | 前2,前3 |
| 混成軌道を用い物質の形を説明できる。 | 4 | 前2,前3 |
| ルイス構造を書くことができ、それを反応に結びつけることができる。 | 4 | 前3 |
| 炭化水素の種類と、それらに関する性質および代表的な反応を説明できる。 | 4 | 前4 |
| 分子の三次元的な構造がイメージでき、異性体について説明できる。 | 4 | 前5,前11,前14 |
| 構造異性体、幾何異性体、鏡像異性体などについて説明できる。 | 4 | 前14 |
| 化合物の立体化学に関して、その表記法により正しく表示できる。 | 4 | 前14 |
| 代表的な官能基に関して、その構造および性質を説明できる。 | 4 | 前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
| それらの官能基を含む化合物の合成法およびその反応を説明できる。 | 4 | 前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
| 代表的な反応に関して、その反応機構を説明できる。 | 4 | 前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |