到達目標
1.社会科学の基礎である方法論について修得する。
2.社会の仕組み・社会的課題を捉えるための視座を修得できる。
3.社会の現象が資源配分の動きとして捉えることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 社会問題を科学的に捉えるための視座を理解している | 社会問題を科学的に捉えることの重要性を理解している | 社会問題を科学的に理解する意義が認識できていない |
評価項目2 | 因果関係のパスを描くことができる。 | 相関関係と因果関係を識別できる。 | 根拠なく説明に疑問を持たない。 |
評価項目3 | 社会現象を資源配分の視点から説明できる。 | 資源配分の方法を説明できる。 | 社会現象の見える部分しか見ることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
社会の仕組と社会現象を,科学的に認識する能力を養うための授業である。
授業の進め方・方法:
講義形式を基本とし,一部にグループ・ディスカッションとディベート形式を活用して学修を深める。
注意点:
出席回数が75%に満たない場合は単位を認定しない。なお,この科目は専攻科講義課目(2単位)であり,総学習時間は90時間である。(内訳,授業時間:30時間,自学自習時間:60時間)単位認定には60時間に相当する自学自習が必須であり,この学習時間には,担当教員からの課題,予習復習,演習課題と考察時間,試験準備のための勉強時間を含む。
本科目の区分
集中講義とします。時期は令和4年9月13日(火)から16日(金)を予定しています。万一、時期に変更が生じた場合は、連絡します。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
基礎(1)事象の連関に関する想像力 |
事象の連関を説明できる
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2週 |
基礎(2)相関関係と因果関係 |
差分を解釈するることができる
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3週 |
基礎(3)因果関係の分析演習 |
要因を説明することができる
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4週 |
基礎(4)論理学の進化 |
論理学の構造を説明できる
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5週 |
基礎(5)論理学で常識を眺める |
常識の誤謬を説明できる
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6週 |
基礎(6)社会的な正義と個人 |
正しさを複眼的に説明できる
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7週 |
基礎(7)日本の社会的階層 |
社会の構造を認識できる
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8週 |
応用(1)経済成長の計測 |
付加価値の矛盾を説明できる
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4thQ |
9週 |
応用(2)需要と供給の論理を過信する危険性 |
モデル解析の限度を説明できる
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10週 |
応用(3)貨幣経済の誤解 |
貨幣供給の現実が認識できる
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11週 |
応用(4)物価の国際比較 |
購買力から生活を考えることができる
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12週 |
演習(1)なぜ「祭」が激しくなる地域が存在するのか |
結果を導く要因を考えることができる
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13週 |
演習(2)「絆」の論理 |
構造的矛盾を説明できる
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14週 |
演習(3)貨幣量と物価の関係を疑う |
前提に左右される論理を認識できる
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15週 |
演習(4)輸出産業に円安は有利なのか |
利益を多面的に認識できる
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16週 |
ふり返りとまとめ |
社会科学の素養を修得できる
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | アクティブラーニング | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 30 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |