生産システム工学2

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 生産システム工学2
科目番号 610026 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産工学専攻(機械工学コース) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 機械・材料系のためのマイクロ・ナノ加工の原理:近藤英一(共立出版)/荷電粒子ビーム工学:石川順三(コロナ社)
担当教員 浅地 豊久

到達目標

1.半導体製造工程の概要について説明できる。
2.真空の基礎理論が説明できる。
3.プラズマの基礎理論が説明できる。
4.物理蒸着法の基本原理が説明できる。
5.エッチングの基本原理について説明できる。
6.フォトリソグラフィの概要について説明できる。
7.荷電粒子ビームの概要について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1半導体製造工程について詳しく説明できる。半導体製造工程の概要について説明できる。半導体製造工程の概要について説明できない。
評価項目2真空の基礎理論に加えて応用技術が説明できる。真空の基礎理論が説明できる。真空の基礎理論が説明できない。
評価項目3プラズマの基礎理論に加えて応用技術が説明できる。プラズマの基礎理論が説明できる。プラズマの基礎理論が説明できない。
評価項目4物理蒸着法の基本原理に加えて応用技術が説明できる。物理蒸着法の基本原理が説明できる。物理蒸着法の基本原理が説明できない。
評価項目5エッチングの基本原理に加えて応用技術が説明できる。エッチングの基本原理が説明できる。エッチングの基本原理が説明できない。
評価項目6フォトリソグラフィの概要について詳しく説明できる。フォトリソグラフィの概要について説明できる。フォトリソグラフィの概要について説明できない。
評価項目7荷電粒子ビームの概要に加えて応用技術が説明できる。荷電粒子ビームの概要について説明できる。荷電粒子ビームの概要について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

専門知識 (B) 説明 閉じる
問題解決能力 (C) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
近年,ハイブリッド車や電気自動車の生産増加に伴って半導体の需要が伸びている。半導体の生産シェアは海外に譲ったものの、半導体製造装置の技術力は現在でも日本がリードする分野が多い。日本の半導体産業にとっては真空やプラズマ技術およびその応用を学んだ機械系エンジニアの育成が重要であり、本講義では半導体製造技術全般の基礎知識の習得を目指す。
授業の進め方・方法:
配布テキストを参照しながら講義形式で行う。
注意点:
機械系の学生にとってはなじみのない分野ですが、それぞれの要素技術は他分野でも幅広く利用されています。原子やイオンが真空中でどんな運動や役割をするかイメージできるように学んでください。
なお、授業計画は学生の理解度に応じて変更する場合があります。

本科目の区分

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス,半導体製造工程 1
2週 真空と状態方程式,気体の圧力と内部エネルギー 2
3週 気体分子速度,平均自由行程 2
4週 真空中での気体の流れ,真空装置 2
5週 演習 2
6週 プラズマとは 3
7週 電子と気体分子との衝突過程 3
8週 プラズマ装置 3
4thQ
9週 演習 3
10週 真空蒸着法,スパッタリング法 4
11週 エッチング,フォトリソグラフィ 5,6
12週 電子とイオン 7
13週 イオンの発生とビーム形成 7
14週 ビーム輸送と操作 7
15週 期末試験
16週 まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価レポート・課題ポートフォリオその他合計
総合評価割合50005000100
基礎的能力0000000
専門的能力50005000100
分野横断的能力0000000