ディジタルエンジニアリング

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 ディジタルエンジニアリング
科目番号 610027 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産工学専攻(機械工学コース) 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 なし
担当教員 谷脇 充浩

到達目標

1.ナビエストークス方程式が理解できる
2.流体解析の基礎を理解し、CAEソフトを用いて流体解析ができる
3.与えられた課題に対して、CAD,CAEを駆使して、解を得ることができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ナビエストークス方程式を導出して無次元化し、離散化することで簡単な流れ場の計算ができるナビエストークス方程式を導出して、無次元化できるナビエストークス方程式を導出できない
評価項目2流体解析ソフト等に用いられている解析手法を理解し、解析ソフトを用いて2次元あるいは3次元の流れ場計算ができる解析ソフトを用いて2次元あるいは3次元の流れ場計算ができる流れ場計算ができない
評価項目3CAD等による計算領域の作成から、熱流体解析ソフトを使用した、複雑な流れ場計算ができるCAD等による計算領域の作成から、熱流体解析ソフトを使用した、簡単な流れ場計算ができる計算領域が作成できない。熱流体解析ソフトを使用できない

学科の到達目標項目との関係

問題解決能力 (C) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本講義では、コンピュータを用いたシミュレーションの「予測」としての側面を学ぶため、CADデータに基づいた流体解析に必用な知識と手順を理解する。さらに、与えられた課題に適したモデルを構築し、そのモデルに基づいた数値計算を行い、導出された結果について議論する。
授業の進め方・方法:
講義による流体力学の基礎方程式の理解と、熱流体解析ソフトを用いた演習により学習していく。
注意点:
※事前学習:「数値計算法」の復習をしておくこと。
※関連科目:「材料強度評価法」「伝熱工学特論」「流体力学特論」
※履修上の注意:事例をとおして、流れの理論やCADデータの利用を理解する基礎編と、CAEを用いた応用編を学ぶことができます。エンジニアや研究者として、流れの支配方程式を理解する能力を養い、実際に流体解析を仕事に役立ててもらいたいと思います。
※この科目は専攻科講義科目(2単位)であり、総学修時間は90時間である。(内訳は授業時間30時間、自学自習時間60時間である。)単位認定には60時間に相当する自学自習が必須であり、この自学自習時間には、担当教員からの自学自習用課題、授業のための予習復習時間、理解を深めるための演習課題の考察時間、および試験準備のための学習時間を含むものとする。

本科目の区分

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
2週 流体力学の基礎方程式 1
3週 ナビエストークス方程式1 1
4週 ナビエストークス方程式2 1
5週 ナビエストークス方程式の離散化方法 1,2
6週 簡単な流れ場の計算演習 1,2
7週 CFDの基礎1 1,2
8週 Fluentによる簡単な流れ場の計算演習1 2
2ndQ
9週 Fluentによる簡単な流れ場の計算演習2 2
10週 CFDの基礎2 1,2
11週 Fluentによる物体周りの流れの計算1 2
12週 Fluentによる物体周りの流れの計算2 2
13週 Fluentによる3次元解析の演習1 2,3
14週 Fluentによる3次元解析の演習2 2,3
15週 期末試験期間
16週 まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

課題レポート合計
総合評価割合100100
基礎的能力00
専門的能力100100
分野横断的能力00