到達目標
1.シーケンス制御の設計法が理解できる
2.実態配線図どおりに配線し,動作を確認することができる
3.PLCラダープログラム(LD言語)を作成し,動作を確認することができる
4.FBD言語やSFC言語を作成し,動作を確認することができる
5.工場などを想定したシーケンス制御システムをPLCを用いて独力で構築できる
6.問題が発生した場合に、回路・プログラムのデバッグを行い解決できる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | シーケンス制御の設計法が理解できる | 順序制御・時間制御・条件制御の基本が理解できる | 順序制御・時間制御・条件制御の基本が理解できていない |
評価項目2 | 実態配線図どおりに配線し,動作を確認することができる | 実態配線図どおりに配線することができる | 実態配線図どおりに配線することができない |
評価項目3 | PLCラダープログラムを作成し,動作を確認することができる | PLCラダープログラムを作成することができる | PLCラダープログラムを作成することができない |
評価項目4 | PLCのSFCやFBDのプログラムを作成し,動作を確認することができる | PLCのSFCやFBDのプログラムを作成できる | PLCのSFCやFBDのプログラムを作成できない |
評価項目5 | 工場などを想定したシーケンス制御システムをPLCを用いて独力で構築できる | 簡単なシーケンス制御システムをPLCを用いて独力で構築できる | シーケンス制御システムをPLCを用いて独力で構築できない |
評価項目6 | 問題が発生した場合に、回路・プログラムのデバッグを行い解決できる | 回路・プログラムのデバッグ方法が理解できている | 回路・プログラムのデバッグができない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
PLCを用いた論理制御は,機械や設備を思いどおりに動かすために長年培われてきた必須の要素技術である.加えて近年ではPLC開発環境の国際規格制定による統一化が進み、従来のLD(ラダー)言語だけでなく,FBD(ファンクション・ブロック・ダイアグラム)言語やSFC(シーケンシャル・ファンクション・チャート)言語にも触れておく必要がある.
授業の進め方・方法:
本実習では,教員をコーチ役とし,グループ実習する形式をとっており,手作りのシステム構築の実体験をとおして,計測制御の本質を理解させるものなので,学生諸君も,本科目履修前後の自身の技術レベルの向上を実感して欲しい.
注意点:
本科で学習したメカトロニクス基礎,応用,制御工学や工学実験1,2の制御分野の実験に関連しているので,よく復習しておくこと.
実習科目であるから45時間で1単位であり,本科目は90時間の実施が必要である.不足分については自学自習時間の課題を与える.
本科目の区分
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
シーケンス学習機材の説明 |
1
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2週 |
配線・スイッチなどの実習 |
1
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3週 |
リレー・センサなどの実習 |
2
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4週 |
自己保持回路など基本回路の実習 |
2
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5週 |
PLC機材(IDEC、オムロン等)の説明・実習 |
3,6
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6週 |
LDプログラムの基礎1 |
3,6
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7週 |
LDプログラムの基礎2 |
3,6
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8週 |
LDプログラムの応用 |
3,6
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2ndQ |
9週 |
SFC、FBDの説明・実習 |
4,6
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10週 |
SFCプログラムの基礎 |
4,6
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11週 |
SFCプログラムの応用 |
4,6
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12週 |
FBDプログラムの基礎 |
4,6
|
13週 |
FBDプログラムの応用 |
4,6
|
14週 |
実用シーケンス制御システムを想定した課題解決1 |
5,6
|
15週 |
実用シーケンス制御システムを想定した課題解決2 |
5,6
|
16週 |
成果報告書の作成・提出 |
1234
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 成果報告書 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 |