計測制御実習2

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 計測制御実習2
科目番号 610039 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産工学専攻(機械工学コース) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 マイコン学習テキスト (新居浜高専・機械工学科) 他
担当教員 今西 望

到達目標

1.マイコンを用いた計測・制御の原理が理解できる
2.マイコンによる計測・制御システムの構築手順が理解できる
3.マイコンによる計測・制御プログラムが理解できる
4.温度制御系のパラメータを調整する方法が理解できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1マイコンを用いた計測・制御の原理が理解できるマイコンを用いた計測・制御の原理が理解できる マイコンを用いた計測・制御が理解できていない
評価項目2マイコンによる計測・制御システムの構築できるマイコンによる計測・制御システムの構築手順が理解できるマイコンによる計測・制御システムの構築手順が理解できていない
評価項目3マイコンによる計測・制御プログラムが作成できるマイコンによる計測・制御プログラムが理解できるマイコンによる計測・制御プログラムが理解できていない
評価項目4温度制御系のパラメータを調整することができる温度制御系のパラメータを調整する方法が理解できる温度制御系のパラメータを調整する方法が理解できていない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
マイコンを使った計測制御は,機械や設備を思いどおりに動かすために必須の要素技術である.また,システム同定はフィードバック制御を実現するうえで重要な要素である.本実習では学生自身の手で1からシステムを構築することを学ぶ.
授業の進め方・方法:
本実習では,教員をコーチ役とし,グループ実習する形式をとっており,手作りのシステム構築の実体験をとおして,計測制御の本質を理解させるものなので,学生諸君も,本科目履修前後の自身の技術レベルの向上を実感して欲しい.
注意点:
本科で学習したメカトロニクス基礎,応用,制御工学や工学実験1,2の制御分野の実験に関連しているので,よく復習しておくこと.
実習科目であるから45時間で1単位であり,本科目は90時間の実施が必要である.不足分については自学自習時間の課題を与える.

本科目の区分

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 温度制御実習機材の説明
フィードバック制御の説明
1
2週 マイコン実習機材の製作・演習
(Arduinoを利用)
2,3
3週 計測制御用の電子回路の製作 2
4週 温度制御実習機材の組立 2
5週 マイコン実習機材の製作 2
6週 測定・解析ソフトの演習
(MATLABを利用)
3
7週 PC側インターフェースの開発
(MATLABを利用)
3
8週 フィードバック制御プログラムの作成
(Arduinoを利用・MATLABと通信)
3
4thQ
9週 フィードバック制御プログラムの作成
(Arduinoを利用・MATLABと通信)
3
10週 制御対象のシステム同定
温度変化の計測
4
11週 解析ソフトによるシステム同定
(MATLAB)
4
12週 PID制御パラメータの算出 4
13週 PIDによる温度制御実験
(マイコンへの実装・デバッグ)
4
14週 PIDによる温度制御実験
(測定・パラメータの調整)
4
15週 実験結果のデータ解析
16週 成果報告書の作成・提出

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

成果報告書合計
総合評価割合100100
基礎的能力00
専門的能力100100
分野横断的能力00