生産工学ゼミナール2

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 生産工学ゼミナール2
科目番号 610041 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産工学専攻(機械工学コース) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「管理者・スタッフからQCサークルまでの問題解決に役立つ新QC七つ道具」入門  発行所;(株)日科技連出版社
担当教員 高畑 明敏

到達目標

1.問題発見から問題解決計画の立案までを実践できること
2.主張を簡潔にまとめ、第三者に分かるようにプレゼンテーションができること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1N7をツールとして問題発見し、解決策を立案して、障害条件を予測し対処可能な予定作成ができることN7をツールとして問題発見し、解決策を立案して、障害条件を予測できるN7をツールとして問題発見し、解決策を立案しするが、障害条件を予測できない
評価項目2習得したN7を駆使して(インターンシップ先の)実課題の解決策を立案し、内容を提案書としてまとめ、相手に提出できる習得したN7を駆使して(インターンシップ先の)実課題の解決策を立案し、内容を提案書としてまとめることができる(インターンシップ先の)実課題の解決策を立案し、内容を提案書としてまとめることができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
即戦力として実社会で活躍するために、品質管理(N7)の手法を身につけ、企業(シニアインターンシップを通じて)の問題発見と改善策の立案に活用する。
その結果を(シニアインターンシップ先に)改善提案書として提示し、相手先に分かるようにプレゼンテーションができる能力を養う
授業の進め方・方法:
➀参考図書及び担当教員が提供する情報を用いて、N7ツールの目的・機能、活用場面、作成方法等を理解する
②授業時間中に演習課題に取組み、N7ツールの理解を深める。
③自ら発見した又は担当教員が推薦する実践課題に対して、N7ツールを用いて、問題解決活動を実践する。
④次回授業で成果をプレゼンする。
注意点:
事前学習:本科5年で学習した「経営工学」の"品質管理"を復習をしておくこと。
履修上の注意:機械工学および応用理学分野における広範な基礎と応用知識を習得し、それらの分野の実務的な「問題解決能力」を新QC7つ道具を駆使して養って下さい。問題解決の実践演習テーマは、身の回りの問題などを取り上げ、教員とディスカッションの上決定します。また、プレゼンテ-ションにより、より一層、「まとめる力」と「表現力」も身につけるよう心がけて下さい。
この科目は専攻科演習科目(1単位)であり、総学修時間は45時間である。(内訳は授業時間30時間、自学自習時間15時間である。)単位認定には15時間に相当する自学自習が必須であり、この自学自習時間には、担当教員からの自学自習用課題、授業のための予習復習時間、理解を深めるための演習課題の考察時間、および試験準備のための学習時間を含むものとする。

本科目の区分

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 取組テーマの抽出 1.問題発見から問題解決計画の立案までを実践できること
2週 Ⅰ.経営課題発見
・マトリックス図(SWOT分析)
1.問題発見から問題解決計画の立案までを実践できること
3週 Ⅱ.商品開発
・マトリックス図(品質機能展開図)
1.問題発見から問題解決計画の立案までを実践できること
4週 Ⅱ.商品開発
・マトリックス図(品質機能展開図)
1.問題発見から問題解決計画の立案までを実践できること
5週 Ⅲ.品質改善
・アローダイアグラム(プロセスマップ)
1.問題発見から問題解決計画の立案までを実践できること
6週 Ⅲ.品質改善
・アローダイアグラム(プロセスマップ)
1.問題発見から問題解決計画の立案までを実践できること
7週 Ⅲ.品質改善
・マトリックス図(プロセスFMEA)
1.問題発見から問題解決計画の立案までを実践できること
8週 Ⅳ.品質保証
・マトリックス図(QC工程表)
1.問題発見から問題解決計画の立案までを実践できること
4thQ
9週 Ⅴ.コスト低減(VE活動)
・系統図(機能系統図)
1.問題発見から問題解決計画の立案までを実践できること
10週 Ⅴ.コスト低減(VE活動)
・系統図(機能系統図)
1.問題発見から問題解決計画の立案までを実践できること
11週 Ⅵ.生産性向上
・生産計画(DBR)
・連関図(対立解消図)
1.問題発見から問題解決計画の立案までを実践できること
12週 Ⅵ.生産性向上
・生産計画(DBR)
・連関図(対立解消図)
1.問題発見から問題解決計画の立案までを実践できること
13週 Ⅶ.プロジェクトスケジュール管理
・アローダイヤグラム(クリティカルチェーン)
1.問題発見から問題解決計画の立案までを実践できること
14週 Ⅶ.プロジェクトスケジュール管理
・アローダイヤグラム(クリティカルチェーン)
1.問題発見から問題解決計画の立案までを実践できること
15週 第三者の意見によるブラッシュアップ 2.主張を簡潔にまとめ、第三者に分かるようにプレゼンテーションができること
16週 最終報告書(2)プレゼンテーション 2.主張を簡潔にまとめ、第三者に分かるようにプレゼンテーションができること

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート改善提案書プレゼンテーション合計
総合評価割合305020100
基礎的能力0000
専門的能力305020100
分野横断的能力0000