到達目標
1.材料機能の発現メカニズムが理解できる。
2.所定の機能を有する材料の設計ができる。
3.設計通りに材料を作製できる。
4.材料機能評価ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 材料機能の発現メカニズムを具体的な材料を例に挙げて説明でき、理解できる。 | 材料機能の発現メカニズムが理解できる。 | 材料機能の発現メカニズムが理解できない。 |
評価項目2 | 所定の機能を具体的に説明でき、その機能を有する材料の設計ができる。 | 所定の機能を有する材料の設計ができる。 | 所定の機能を有する材料の設計ができない。 |
評価項目3 | 設計通りの材料を選択でき、それらの材料の基本的性質を説明できると共に、それらの作製ができる。 | 設計通りに材料を作製できる。 | 設計通りに材料を作製できない。 |
評価項目4 | 材料機能評価についてどのような測定機器が必要か説明でき、その評価ができる。 | 材料機能評価ができる。 | 材料機能評価ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
化学的合成手法による磁性材料の作製を通して、材料における機能性の発現機構や開発の手法について理解する。
授業の進め方・方法:
材料のもつ機能には様々な因子が複雑に関係しており、その特性を制御するのは非常に難しい。材料の作製法・機能発現に至る手法など、自身の力で見出せるよう思考し、実際に材料を作製することで、理論的な材料設計能力と問題解決能力の向上を期待する。
注意点:
磁性の発現機構や磁性材料に関する分野について、事前学習を行うことが望ましい。自己学習では、材料機能を向上させる手法について考えるため、磁性材料の諸特性について学ぶ必要がある。また、本科目による材料設計・課題解決能力の涵養は『特別研究』の科目に関連する。
本科目の区分
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス:強磁性体について |
1
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2週 |
原子の磁気モーメントと磁化過程 |
1
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3週 |
フェライト磁石の作製 |
2,3
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4週 |
物性評価と残留磁化の測定 |
4
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5週 |
磁性の向上に関する方法の検討 |
1,4
|
6週 |
フェライトを基本とする強磁性体の設計 |
1,2
|
7週 |
前半まとめおよび材料機能を向上させる方針の発表 |
1,2,3,4
|
8週 |
高保磁力を有するフェライト磁石の作製 |
1,2,3
|
2ndQ |
9週 |
粉末試料の熱分析 |
4
|
10週 |
組織観察と機械的性質の評価 |
4
|
11週 |
粉末XRD回折による構造評価 |
4
|
12週 |
結晶状態の解析および粒子性状評価 |
4
|
13週 |
着磁および残留磁束密度測定装置の検討 |
4
|
14週 |
フェライト磁石のプレス加工と残留磁化の測定 |
4
|
15週 |
残留磁化の測定及び考察 |
4
|
16週 |
最終報告プレゼン |
4
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 材料設計能力 | 発表 | 成果物(提出物) | ノート | 合計 |
総合評価割合 | 25 | 25 | 20 | 30 | 100 |
専門的能力 | 25 | 25 | 20 | 30 | 100 |