到達目標
到達目標
1. 有機化合物の光化学の基礎原理を理解できること。
2. 機能性有機色素の種類と特徴を理解できること。
3. 液晶、有機ELなどの基礎性質を理解できること。
4. 高温構造材料および生体材料が開発されてきた歴史的経緯を理解できること。
5. 高温構造材料の特徴とその改善例について理解できること。
6. 生体材料の応用例について理解できること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 有機化合物の光化学の基礎原理が説明できる。 | 有機化合物の光化学の基礎原理のいくつかについて例を挙げて説明できる。 | 光化学の基礎原理を知らない。 |
評価項目2 | 機能性有機色素の種類と特徴を説明できる。 | 機能性有機色素の種類と特徴を説明できる。 | 機能性有機色素の種類や特徴を知らない。 |
評価項目3 | 液晶と有機ELの種類と特徴を説明できる。 | 液晶と有機ELの種類と特徴を例を挙げることができる。 | 液晶と有機ELの種類や特徴を知らない。 |
評価項目4 | 航空宇宙分野で使用される材
料と生体材料の共通点と求められる特性について説明ができ、今後の開発指針について考察できる。 | 航空宇宙分野で使用される材料と生体材料の共通点と求められる特性について例を挙げて説明ができる。 | 航空宇宙分野で使用される材料と生体材料の共通点と求められる特性について説明できない。 |
評価項目5 | 高温構造材料の特徴とその改善例について具体的な理論式を用いて説明ができる。 | 高温構造材料の特徴とその改善例について例を挙げて説明ができる。 | 高温構造材料の特徴とその改善例について説明ができない。 |
評価項目6 | 生体材料に求められる機能とその応用例について基礎概念を基に説明できる。 | 生体材料に求められる機能とその応用例について例を挙げて説明できる。 | 生体材料に求められる機能とその応用例について例を挙げて説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
各種の材料の中で能動的に作用する性質をもつ機能材料に関して、これらの性質が、どのようにして発現し、またどのように制御されているかについて理解する。いくつか例に挙げ、構成原子や電子の挙動・構造等と関連づけて学ぶ。主に、プリントおよび板書を中心に講義を進める。【オムニバス方式】
授業の進め方・方法:
この科目は「材料機能設計学」「機能性材料学1」等に関連する内容であり、受講するにあたっては有機材料、エネルギー変換、半導体、酸化物エレクトロニクスに関する基礎知識を習得しておくことが望ましい。
注意点:
機能材料が新しい機能の付与、高機能化に向けて進歩する中で、機能発現の基本的原理を理解する力を身につけるよう、物理や化学等の幅広い知識の修得に努めて欲しい。
授業の欠席回数が1/4を超えた場合は、原則として単位を認定しない。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
有機光化学の基礎 I |
1
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2週 |
有機光化学の基礎 II |
1
|
3週 |
機能性有機色素 I |
1,2
|
4週 |
機能性有機色素 II |
1,2
|
5週 |
液晶と有機EL I |
1,3
|
6週 |
液晶と有機EL II |
1,3
|
7週 |
他の有機機能材料と総括 |
3
|
8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
試験返却 航空宇宙材料と生体材料 |
4
|
10週 |
航空宇宙分野に使用される高温耐熱材料 |
5
|
11週 |
高温耐熱材料としての金属間化合物 |
5
|
12週 |
宇宙から生体内へ-生体材料の歴史- |
4, 5, 6
|
13週 |
生体材料学I |
4, 6
|
14週 |
生体材料学II |
4, 6
|
15週 |
これからの構造材料、革新的構造材料 |
4, 5, 6
|
16週 |
期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 20 | 20 |
専門的能力 | 80 | 0 | 80 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |