到達目標
1.複合材料とはどのような材料か,またなぜ複合材料が重要なのか簡単に説明できること。
2.高性能繊維の種類とその特質について理解できること。
3.複合材料の種類とその特徴が説明できること。
4.複合材料における複合則が理解でき,基本的な強度計算ができること。
5.複合材料の応力とひずみについて直交異方性の概念を理解できること。
6.複合材料の非破壊検査について理解できること
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 複合材料とはどのような材料か,またなぜ複合材料が重要なのか具体例を挙げて、簡単に説明できる | 複合材料とはどのような材料か,またなぜ複合材料が重要なのか簡単に説明できる | 複合材料とはどのような材料か,またなぜ複合材料が重要なのかを説明することができない |
評価項目2 | 高性能繊維の種類とその特質について具体的に理解できること | 高性能繊維の種類とその特質について理解できる | 高性能繊維の種類とその特質について理解できない |
評価項目3 | 複合材料の種類とその特徴について具体的に説明できる | 複合材料の種類とその特徴が説明できる | 複合材料の種類とその特徴が説明できない |
評価項目4 | 複合材料における複合則が理解でき,具体的な材料について基本的な強度計算ができる | 複合材料における複合則が理解でき,基本的な強度計算ができる | 複合材料における複合則が理解でき,基本的な強度計算ができない |
評価項目5 | 複合材料の応力とひずみについて直交異方性の概念を理解し、応用できる | 複合材料の応力とひずみについて直交異方性の概念を理解できる | 複合材料の応力とひずみについて直交異方性の概念が理解できない |
評価項目6 | 複合材料の非破壊検査について理解し、具体的に活用できる | 複合材料の非破壊検査について理解できる | 複合材料の非破壊検査について理解できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
繊維強化複合材料を主体に、複合材料の用語、複合材料と複合プロセス、複合構造と組織、複合材料の力学的特質などについて学習し、高性能繊維を強化材とする先端複合材料についての基礎的知識を習得する。
授業の進め方・方法:
複合材料は、互いに補完し合う特性を持つ複数の材料を組合せることにより、従来の単一素材では実現できない特性を発現できるようにしたものである。複合材料は特殊な材料であり金属材料、高分子材料、無機材料の知識の上にさらに知識を積み上げる必要があるため、予習復習が大切である。講義は板書にて行い、適時、課題・小テストを実施する。
注意点:
この科目は専攻科講義科目(2単位)であり、総学修時間は90時間である。(内訳は授業時間30時間、自学自習時間60時間である。)単位認定には60時間に相当する自学自習が必須であり、この自学自習時間には、担当教員からの自学自習用課題、授業のための予習復習時間、理解を深めるための演習課題の考察時間、および試験準備のための学習時間を含むものとする。
本科目の区分
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
複合材料の概要(複合材料とは?繊維強化複合材料、粒子分散強化複合材料) |
1
|
2週 |
複合材料の種類 |
1,2
|
3週 |
複合材料の素材(繊維材料1) |
2,3
|
4週 |
複合材料の素材(母材について) |
2,3
|
5週 |
複合材料の製造法(FRPとぬれ性) |
2,3
|
6週 |
複合材料の製造法(固相法・液相法・気相法) |
1,3
|
7週 |
中間試験 |
|
8週 |
複合材料の力学(複合則) |
4,5
|
2ndQ |
9週 |
複合材料の力学2(材料特性に関する複合則1) |
4,5
|
10週 |
複合材料の力学3(材料特性に関する複合則2) |
4,5
|
11週 |
複合材料の損傷 |
6
|
12週 |
複合材料の品質管理(検査方法の基礎1) |
6
|
13週 |
複合材料の品質管理(検査方法の基礎2) |
6
|
14週 |
複合材料のリサイクル |
1
|
15週 |
期末試験 |
|
16週 |
試験返却 |
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題提出 | | | | | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
専門的能力 | 40 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |