到達目標
1.結晶構造の特徴が説明できること。
2.基本的な状態図を挙げ、説明できること。
3.相平衡と自由エネルギーについて説明できること。
4.原子の拡散の基礎的事項について説明できること。
5.核生成と析出について理解できること。
6.マルテンサイト変態の基礎的事項について説明できること。
7.回復と再結晶について説明できること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 結晶構造について7晶系とブラベ
-格子について説明し、図を用い
て具体的にが説明できる | 結晶構造の特徴が説明できる | 結晶構造の特徴が説明できない |
評価項目2 | 基本的な状態図を挙げ、冷却曲線
を用いて出現相などについて具体
的に説明できる | 基本的な状態図を挙げ、説明でき
る | 基本的な状態図について説明でき
ない |
評価項目3 | 相平衡と自由エネルギーについて
説明でき、具体的に状態図との関
連について理解できる | 相平衡と自由エネルギーについて
説明できる | 相平衡と自由エネルギーについて
説明できない |
評価項目4 | 原子の拡散の基礎的事項について
説明でき、Fickの第1,第2法則
について理解できること | 原子の拡散の基礎的事項について
説明できる | 原子の拡散の基礎的事項について
説明できない |
評価項目5 | 古典的核生成理論を用いて、臨界
核半径を導出し、核生成と析出に
ついて理解できる | 基本的な核生成と析出について理
解できる | 核生成と析出について理解できな
い |
評価項目6 | マルテンサイト変態、ベイナイト
変態やパ-ライト変態の差異や基
礎的事項について組織学的に説明
できる | マルテンサイト変態の基礎的事項
について説明できる | マルテンサイト変態の基礎的事項
について説明できない |
評価項目7 | 回復と再結晶およびその現象の検
証方法について実例を挙げて説明
でき、再結晶の速度論の基礎につ
いて説明できる | 回復と再結晶について説明できる | 回復と再結晶について説明できな
い |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本科2~3年次の材料科学1,2における材料組織学分野、4年次の材料物理化学の熱力学および5年次の環境材料工学実験
3の復習を十分に行っておくこと。
授業の進め方・方法:
試験80%、レポート10%、小テスト10%として評価する。なお、授業の欠席回数が1/4を超えた場合は、原則として単
位を認定しない。
注意点:
授業ノ-トをよく復習行うこと。演習は適宜、課すので、しっかりと解けるようになっておくこと。金属材料工学の基
礎をしっかり理解した上で、状態図と自由エネルギ-や拡散、材料の組織について深く勉学してほしい。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
物質の凝集状態1 |
1
|
2週 |
金属の結晶構造 |
1
|
3週 |
状態図(その1) |
2
|
4週 |
状態図(その2) |
2
|
5週 |
相平衡と自由エネルギ- |
3
|
6週 |
原子の移動と拡散 |
4
|
7週 |
相互拡散と反応拡散1 |
4
|
8週 |
相互拡散と反応拡散2 |
4
|
4thQ |
9週 |
中間試験 |
1-4
|
10週 |
拡散変態の種類 |
5
|
11週 |
核生成と析出(その1) |
5
|
12週 |
核生成と析出(その2) |
5
|
13週 |
マルテンサイト変態 |
6
|
14週 |
回復と再結晶(その1) |
7
|
15週 |
回復と再結晶(その2) |
7
|
16週 |
期末試験 |
5-7
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 10 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 10 | 10 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |