品質・安全管理

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 品質・安全管理
科目番号 610118 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 生産工学専攻(環境材料工学コース) 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 配布プリント/よくわかるリスクアセスメント-事故未然防止の技術 向殿政男著 (中災防新書)/ 事故から学ぶ技術者倫理 中村昌允著 (工業調査会)
担当教員 太田 潔

到達目標

1. 品質管理の目的と意義を説明できること。
2. 品質計画から品質改善までのPDCAサイクルの重要性を説明できること。
3. 品質管理の実践としてのQC7つ道具の使い方を説明できること。
4. 安全管理の視点から技術者の倫理の重要性を説明できること。
5. 安全の概念およびリスク管理の考え方を簡単に説明できること。
6. 安全性評価の方法や未然防止技術について簡単に説明できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1品質管理の目的と意義を複数の具体例を挙げながら説明できる品質管理の目的と意義を説明できる品質管理の目的と意義を説明できない
評価項目2品質計画から品質改善までのPDCAサイクルの重要性を複数の事例を挙げながら説明できる品質計画から品質改善までのPDCAサイクルの重要性を説明できる品質計画から品質改善までのPDCAサイクルの重要性を説明できない
評価項目3品質管理の実践としてのQC7つ道具の使い方を複数の事例を挙げながら説明できる品質管理の実践としてのQC7つ道具の使い方を説明できる品質管理の実践としてのQC7つ道具の使い方を説明できない
評価項目4安全管理の視点から技術者の倫理の重要性を複数の事例を挙げながら説明できる安全管理の視点から技術者の倫理の重要性を説明できる安全管理の視点から技術者の倫理の重要性を説明できない
評価項目5安全の概念およびリスク管理の考え方を複数の事例を挙げながら説明できる安全の概念およびリスク管理の考え方を簡単に説明できる安全の概念およびリスク管理の考え方を簡単に説明できない
評価項目6安全性評価の方法や未然防止技術について複数の事例を挙げながら説明できる安全性評価の方法や未然防止技術について簡単に説明できる安全性評価の方法や未然防止技術について簡単に説明できない

学科の到達目標項目との関係

専門知識 (B) 説明 閉じる
教養 (D) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
技術者が企業において製品を製造する上において、安定した製品を安全に消費者に供給することを念頭におくことは最も重要である。この授業では、生産現場で必要とされる品質管理と安全管理について、これらの実務を担当した企業の技術者による講義を通して、基本的な考え方を習得するとともにその重要性を認識することを目的とする。
授業の進め方・方法:
集中講義として開講する。授業の欠席回数が1/4を超えた場合は、原則として単位を認定しない。
注意点:
品質管理と安全管理について生産現場に近い技術者の生の話を聞くことで、技術者として必要とされる基本的な管理の考え方を知ってもらいたい。事前学習としては、本科開講の経営工学、技術者倫理をしっかり学習しておくこと。専攻科での関連科目は、起業工学、ベンチャービジネス概論である。

本科目の区分

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 品質管理とは(品質管理の目的、TQCとTQM、QCストーリー、PDCAサイクル)
2週 品質計画、品質管理の実践1(サンプリング法、QC7つ道具)
3週 品質管理の実践2(QC7つ道具)
4週 品質保証、品質改善、製造物責任と消費者保護
5週 安全と技術者の倫理
6週 安全とは(安全・リスクの概念、リスク管理の考え方、産業災害の実態)
7週 安全性評価(システム解析(HAZOP、FMEA、FTA)など)
8週 未然防止技術(フェールセーフ、フールプルーフなど)
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート合計
総合評価割合100100
基礎的能力00
専門的能力100100
分野横断的能力00