到達目標
1.特別研究に関する英語の専門書や原著論文等の文献を収集できる。
2.収集した文献を適切に和訳できる。
3.特別研究と関連づけて他者に説明でき、質疑応答できる。
4.研究内容について簡単な要約文を作成できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 研究に関連した資料を種類を意識して収集できる | 研究に関連した資料を収集できる | 研究に関連した資料を収集できない |
評価項目2 | 文献を学術論文の形式に従って和訳できる | 文献を和訳できる | 文献をほとんど和訳できない |
評価項目3 | 広く自身の研究分野と関連付けて内容を説明でき、且つ質疑応答できる | 自身の特別研究と関連付けて内容を説明でき、且つ質疑応答できる | 内容の説明が不十分で、質疑応答できない |
評価項目4 | 研究内容について学術論文におけるアブストラクトを作成できる | 研究内容について簡単な要約文を作成できる | 研究内容について要約文を作成できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
特別研究を遂行していく上で、研究の背景、目的、最新の情報を得ることは不可欠であり、そのためには英語で書かれた専門書や原書論文の講読が必要である。本演習科目では、文献の和訳を行い内容を正しく理解できるようになるとともに、学んだ英語表現を用いて自身の研究について簡単な要約文を作れるようになることを目的とする。
授業の進め方・方法:
最初に英語論文の検索・収集方法を修得する。次に自身の特別研究に関連する英語の学術論文から主要な英語表現をピックアップし、他学生に対して表現法の解説を行い自分自身の理解度を高める。教員からは科学技術に関する様々な英語表現法を解説し、表現の幅を広げるとともに、学生はそれを活用した化学技術に関する英語作文の演習を行う。いろいろな科学技術に関する英語表現を学ぶことで自分自身の研究内容について簡単な英訳できるようになることを目指す。
注意点:
この科目は専攻科演習科目(1単位)であり、総学修時間は45時間である。(内訳は授業時間30時間、自学自習時間15時間である。)単位認定には15時間に相当する自学自習が必須であり、この自学自習時間には、授業のための予習復習時間、理解を深めるための演習課題の考察時間、および試験準備のための学習時間を含むものとする。
科学技術に関する英語表現は、他研究者に正しく内容を伝えるために、過不足なく明確な表現をすることが重要である。そういった意味では一般英語に比べてその表現法はある程度定型化しており一度修得すれば、さまざまな応用が利く知識・スキルとなる。正確にものごとを全世界の研究者に伝えるツールとして英語を活用すると捉えて取り組んでほしい。
本科目の区分
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
概要説明、文献の検索、収集の仕方、英語初期値測定1(工業英検3,4級レベル) |
1.文献の検索、情報収集 次週に時間外で収集した論文を持参
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2週 |
学術論文の構造説明 実験セクション(Experimental)の表現抜き出しと整理 |
時間外で実験表現のまとめ
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3週 |
結果セクション(Results)の表現抜き出しと整理 実験セクションの全体共有 |
時間外で結果表現まとめ
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4週 |
考察セクション(Discussion)の表現抜き出しと整理 結果セクションの全体共有 |
時間外で考察表現まとめ
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5週 |
結論セクション(Conclusion)の表現抜き出しと整理 考察セクションの全体共有 |
時間外で考察表現まとめ
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6週 |
アブストラクト(Abstruct)の表現抜き出しと整理 結論セクションの全体共有 |
時間外で結論表現まとめ
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7週 |
アブストラクトの全体共有 全員の表現Tips集のまとめ |
時間外でアブストラクト表現まとめ
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8週 |
化学系の英語科学表現のインプット1 |
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2ndQ |
9週 |
化学系の英語科学表現のインプット2 |
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10週 |
化学系の英語科学表現のインプット3 |
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11週 |
化学系の英語科学表現のインプット4 |
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12週 |
英語力の測定2:工業英検3級レベル |
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13週 |
表現Tips集およびインプット1~4を活用しての英作文演習 |
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14週 |
自分の研究内容の要約文作成演習1 |
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15週 |
自分の研究内容の要約文作成演習2 |
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16週 |
要約文の全体での共有と質疑応答 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 検索・収集力 | レポート | 説明・発表 | ディスカッション | 合計 |
総合評価割合 | 20 | 20 | 30 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 10 | 20 | 20 | 10 | 60 |
分野横断的能力 | 10 | 0 | 10 | 20 | 40 |
評価方法↓ | 0 | 0 |