社会科学概論

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 社会科学概論
科目番号 600108 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 眞鍋 正臣

到達目標

1.社会科学の基礎である方法論について修得する。
2.社会の仕組み・社会的課題を捉えるための視座を修得できる。
3.社会の現象が資源配分の動きとして捉えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1社会問題を科学的に捉えるための視座を理解している社会問題を科学的に捉えることの重要性を理解している社会問題を科学的に理解する意義が認識できていない
評価項目2因果関係のパスを描くことができる。相関関係と因果関係を識別できる。根拠なく説明に疑問を持たない。
評価項目3社会現象を資源配分の視点から説明できる。資源配分の方法を説明できる。社会現象の見える部分しか見ることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
社会の仕組と社会現象を,科学的に認識する能力を養うための授業である。
授業の進め方・方法:
講義形式を基本とし,一部にグループ・ディスカッションとディベート形式を活用して学修を深める。
注意点:
出席回数が75%に満たない場合は単位を認定しない。なお,この科目は専攻科講義課目(2単位)であり,総学習時間は90時間である。(内訳,授業時間:30時間,自学自習時間:60時間)単位認定には60時間に相当する自学自習が必須であり,この学習時間には,担当教員からの課題,予習復習,演習課題と考察時間,試験準備のための勉強時間を含む。

本科目の区分

集中講義とします。時期は令和4年9月13日(火)から16日(金)を予定しています。万一、時期に変更が生じた場合は、連絡します。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 基礎(1)事象の連関に関する想像力 事象の連関を説明できる
2週 基礎(2)相関関係と因果関係 差分を解釈するることができる
3週 基礎(3)因果関係の分析演習 要因を説明することができる
4週 基礎(4)論理学の進化 論理学の構造を説明できる
5週 基礎(5)論理学で常識を眺める 常識の誤謬を説明できる
6週 基礎(6)社会的な正義と個人 正しさを複眼的に説明できる
7週 基礎(7)日本の社会的階層 社会の構造を認識できる
8週 応用(1)経済成長の計測 付加価値の矛盾を説明できる
4thQ
9週 応用(2)需要と供給の論理を過信する危険性 モデル解析の限度を説明できる
10週 応用(3)貨幣経済の誤解 貨幣供給の現実が認識できる
11週 応用(4)物価の国際比較 購買力から生活を考えることができる
12週 演習(1)なぜ「祭」が激しくなる地域が存在するのか 結果を導く要因を考えることができる
13週 演習(2)「絆」の論理 構造的矛盾を説明できる
14週 演習(3)貨幣量と物価の関係を疑う 前提に左右される論理を認識できる
15週 演習(4)輸出産業に円安は有利なのか 利益を多面的に認識できる
16週 ふり返りとまとめ 社会科学の素養を修得できる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験アクティブラーニング合計
総合評価割合7030100
基礎的能力7030100
専門的能力000
分野横断的能力000