生体情報工学(2019年度開講無)

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 生体情報工学(2019年度開講無)
科目番号 620103 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 Excelによる画像再構成入門  篠原広行・坂口和也・橋本雄幸 著  (医療科学社)
担当教員 平野 雅嗣

到達目標

画像再構成の数学について理解できること
解析的画像再構成法について理解できること
統計的画像再構成法について理解できること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 画像再構成の数学について理解し、具体的に計算できる画像再構成の数学について理解している画像再構成の数学について理解しているが、計算ができない
評価項目2解析的画像再構成法について理解し、具体的に計算できる解析的画像再構成法について理解している解析的画像再構成法について理解しているが、計算ができない
評価項目3統計的画像再構成法について理解し、具体的に計算できる統計的画像再構成法について理解している統計的画像再構成法について理解しているが、計算ができない

学科の到達目標項目との関係

自然科学および複合的な工学の知識 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この科目は企業で医療機器の開発を担当していた教員が、その経験を生かし生体情報工学分野の中でも特にコンピュータを利用し人体の内部を画像化するコンピュータトモグラフィーについて考える。コンピュータトモグラフィーは体外計測したデータから人体の断面を再構成する技術で、その数学的な部分は画像再構成と呼ばれており、本講義では、画像の復元と再構成・幾何学的変換技術を紹介する。
授業の進め方・方法:
期末試験と報告(レポート)は各々100点満点で評価する。授業は演習室で行う。本講義に関連する科目としては信号処理があるが、それ以外に、特別研究でも関連する領域の研究を行っている研究室(医用画像処理、可視化技術等)もあり、特別研究の関連科目として知識を身につけておくとよい。
注意点:
授業の欠席回数が1/4を超えた場合は、原則として単位を認定しない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス(授業の進め方)、画像再構成
2週 解析的方法
3週 解析的画像再構成法の実習
4週 1次元フーリエ変換
5週 2次元フーリエ変換
6週 投影切断面定理
7週 2次元フーリエ変換法
8週 フィルタ補正逆投影法
4thQ
9週 重畳積分法
10週 逐次近似法
11週 最尤推定
12週 ML-EM法
13週 逐次近似画像再構成法の実習
14週 投影の作成
15週 Ordered Subset EM法
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力0000000
専門的能力70000030100
分野横断的能力0000000