国語2

科目基礎情報

学校 弓削商船高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 国語2
科目番号 1A01 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『漢字と語彙 ビッグマスター2700』尚文出版、『国語表現ナビ』浜島書店、『型から学ぶ日本語練習帳 10代のはじめてのレポート・プレゼン・実用文書のために』要弥由美 ひつじ書房 予価:2400円+税、その他、プリント教材を配付する。
担当教員 要 弥由美

到達目標

論理的な文章の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
論理の整合性論理的な文章の構成や展開を的確にとらえることができる論理的な文章の構成や展開をある程度とらえることができる論理的な文章の構成や展開を的確にとらえることができない
思考の整理と表現新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法をある程度実践できる。新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できない。
常用漢字の読み書き常用漢字の音訓を正しく使える 主な常用漢字が書ける常用漢字の音訓をある程度正しく使える 主な常用漢字がある程度書ける常用漢字の音訓を正しく使えない 主な常用漢字が書けない
語彙の生活活用類義語・対義語を思考や表現に活用できる類義語・対義語を思考や表現にある程度活用できる類義語・対義語を思考や表現に活用できない
論理的思考課題に応じ、根拠に基づいて議論できる課題に応じ、ある程度根拠に基づいて議論できる課題に応じ、根拠に基づいて議論できない
文書作成報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することがある程度できる。報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができない。

学科の到達目標項目との関係

教養 D2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
漢字は、常用漢字を理解し、使用できるように書き込み式の問題集を使用する。毎時、確認テストを行う。
文法・語彙の強化のために問題集とその確認テストを行う。
読解では、論理的な思考をすることができるように、作品中から事実と判断の根拠を見つけて自分の言葉で解説すること、根拠のない解答を述べないことを訓練する。文学作品でも、客観的な分析ができることを学び、他者理解につなげる。
言語表現では、一文の校正からはじめ、レポートや報告書など、まとまった文書が書けるように、基礎的な言葉や文型の習得を目指す。
授業の進め方・方法:
国語表現:問題集は課題とする。授業では確認テストを行う。
漢字:漢字ノートは課題とする。授業では確認テストを行う。
小テスト類は、平常点として扱う。欠席の回は0点とする。
読解:テキストを読み、内容を読み解いていく。それぞれ、解釈した内容を作文課題として課す。
言語表現:実際に文章を書くことで、語法や語彙、段落内構成、段落構成などを学び、実用的文書の書き方を学ぶ。
注意点:
辞書を必ず持ってくること。国語辞典のほか、類語辞典なども購入することを勧める。(『類語国語辞典』 角川書店 大野 晋 ・ 浜西 正人、『新明解類語辞典』 三省堂 中村 明 (編集)など。)
プリント整理のために、2穴のA4紙ファイルを3冊準備すること。背表紙と表紙にクラス・出席番号・氏名を書いておくこと。定規・ノリ・ハサミ・ホチキスなどの文具も常備することが望ましい。
授業ノートを1冊用意すること。ノートは、枡目ノートかドットノートが望ましい。言語表現の授業では作文が主になるので、ノートの整理に几帳面な学生は横書き原稿用紙罫のノートを準備することが望ましい。(ライフノート 「原稿ノート ヨコ セミ B5 C166」推奨。)なお、提出物用の原稿用紙は授業中に配布する。筆記用具には、シャープペンシルのほか、赤・青・黒のペンおよび何色かのカラーマーカーを持ってくることが望ましい。
試験に代わるレポートを課す場合がある。その課題が未提出の場合は、試験を受験しなかったものとして扱う。その他、必須の提出課題は平常点として扱う。
成績に関わる課題については、その都度、連絡する。
漢字ノートの練習は、Bまたは2Bのシャープペンシルか鉛筆を用いること。
自主課題としてプリントを用意するので、それに取り組む気がある人は、授業とは別に2穴ファイルを1冊、準備すること。

実務経験のある教員による授業科目

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
中心文と支持文による段落構成
文・文章・段落の違いを理解し、段落の構成要素を習得する。
2週 漢字・文法
情報の整理
段落内の情報を、内容ごとに整理できる。
3週 漢字・文法
文の成分:動詞と助詞
レポート・論文で使用する語彙・文法
文の成分が整った「文」が書ける。
4週 漢字・文法
接続詞・接続詞相当句
表現練習
接続詞各語の意味を理解し、適切な接続詞を選んで使用できる。
5週 漢字・文法
原稿用紙の使い方①
日本語文を原稿用紙に記入する際の規則を習得する。
6週 漢字・文法
原稿用紙の使い方②
英文や記号を原稿用紙に記入する際の規則を習得する。
7週 中間試験
8週 漢字・文法
作文実戦練習(情報の整理)
段落内の情報を、内容ごとに整理できる。
2ndQ
9週 漢字・文法
作文実戦練習(文法・語彙)
文の成分が整った「文」で文章が構成できる。
10週 漢字・文法
作文実戦練習(表現)
レポートにふさわしい語彙・文法を使って文章が書ける。
11週 漢字・文法
作文応用練習①
インターネットの情報の利用方法①(文章)
引用の際のルールを守れる。
引用文が書ける。
12週 漢字・文法
作文応用練習②
インターネットの情報の利用方法②(図)
図のキャプションが書ける
図の提示文が書ける。
図の説明文が書ける。
13週 漢字・文法
作文応用練習③
インターネットの情報の利用方法③(表)
表のキャプションが書ける。
表の提示文が書ける。
表の説明文が書ける。
14週 応用作文完成
資料を引用した説明文が書ける。
15週 期末試験
16週 試験解説

評価割合

試験またはレポート提出物・小テスト合計
総合評価割合5050100
知識の基本的な理解5050100