情報処理1

科目基礎情報

学校 弓削商船高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 情報処理1
科目番号 1A16 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 イチからしっかり学ぶ! Office基礎と情報モラル Office365・Office2019対応
担当教員 筒井 壽博

到達目標

通信・コミュニケーションや自動制御のための基礎となる知識を習得する。また、情報技術の発達の歴史を外観した後、自動化社会に向けた大きな流れを理解し,その利便性や危険性についてのディスカッションをとおし情報についての認識を深める。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
情報についての概念をもつ。いくつかの代表的な情報の定義が説明できる。情報には多様な定義があることを知っている。情報の定義の多様性を知らない。
基本的な理論が理解できる。デジタルとアナログの違いや基本的論理回路を説明できる。デジタルとアナログの違いや論理回路を理解できる。デジタルとアナログの違いや論理回路を理解できない。
情報や情報処理技術の可能性について想像する。情報処理技術の利便性と危険性を説明できる。情報処理技術の利便性危や険性を知っている。情報処理技術の利便性や危険性を知らない。
パソコン用の体表的なソフトウエアの基本機能を用いる。体表的なソフトウエアの基本操作が出来る。体表的なソフトウエアの基本機能が理解出来る。体表的なソフトウエアの基本機能を知らない。

学科の到達目標項目との関係

専門 A1 説明 閉じる
専門 E3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
日々進歩する技術の中でも情報処理技術の変化は一段と加速されていることを認識させ,そのような変化のはやい技術の習得にどのように対応するべきか,そのヒントとなるよう単に知識の獲得に留まらず,システム技術の発達論としての視座を提供する.
授業の進め方・方法:
講義形式により学習する「アナログ計算機からデジタルデータを用いる電子計算機への発達史」を第1レポートにまとめる.次に,将来の自己の職業について考え,第2レポートの形にまとめる.想像した自己の職業についてどのような場面でどのような情報処理技術が必要になるのか自由に調査する時間を設け第3レポートとしてまとめる.最後に,実習をとおしてパソコン用の体表的なソフトウエアについて理解したところを第4レポートとしてまとめ,学習した知識や技能の定着を図る.
注意点:
・復習により授業ノートを整理すること.
・各定期試験前に課題として出題する4回のレポートを必ず提出すること.

実務経験のある教員による授業科目

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 学習内容項目を掴む。
2週 情報の定義の多様性 システムと情報の関係を知る。
3週 データや記録との関連を知る。
4週 アナログ 情報の歴史を知る。
5週 デジタル 2進数・16進数・10進数を知る。
6週 相互の変換を演習する。
7週 情報量 情報を確立として理解する。
8週 中間試験
2ndQ
9週 複雑な情報 画像や音声データの特徴を知る。
10週 基本論理回路 AND 回路やOR 回路を知る。
11週 基本的な回路を演習する。
12週 論理回路の応用 論理回路の役割を知る。
13週 コンピュータの歴史 機械式計算機、電子計算機、電卓、パソコン、携帯電話などを時系列で外観する。
14週 デジタルコンピュータの原理 構造と作動原理を外観する。
15週 ハードウエア CPU、DRAM、液晶ディスプレイ
16週 ソフトウエア 命令とプログラムの関係を知る。
後期
3rdQ
1週 簡単なプログラムを作成する。
2週 情報技術と社会 くらしの中にある代表的な事例についてその利便性と危険性を考察する。
3週
4週 セキュリティ 代表的なセキュリティ技術の概要を知る。
5週
6週 船舶における情報技術 監視、通信、自動制御の事例を外観し、自動化社会への流れを理解し,将来の船舶について考察する。
7週
8週 中間試験
4thQ
9週 メールソフトウエア メールソフトウエアの概観する。
10週 メールソフトウエアを使って通信する。
11週 表計算ソフトウエア 表計算ソフトウエアを概観する。
12週 表計算ソフトウエアを使って簡単なデータ処理を行う。
13週 ワードプロセッシングソフトウエア ワードプロセッシングソフトウエアを概観する。
14週 ワードプロセッシングソフトウエアを使って簡単な文書を作成する。
15週 プレゼンテーションソフトウエア プレゼンテーションソフトウエアを概観する。
16週 プレゼンテーションソフトウエアを使って簡単な資料を作成する。

評価割合

定期試験レポート態度・出席合計
総合評価割合602020100
知識の基本的な理解600060
思考・推論・創造への適応力020020
学習への意欲002020