到達目標
通信・コミュニケーションや自動制御のための基礎となる知識を習得する。また、情報技術の発達の歴史を外観した後、自動化社会に向けた大きな流れを理解し,その利便性や危険性についてのディスカッションをとおし情報についての認識を深める。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
情報についての概念をもつ。 | いくつかの代表的な情報の定義が説明できる。 | 情報には多様な定義があることを知っている。 | 情報の定義の多様性を知らない。 |
基本的な理論が理解できる。 | デジタルとアナログの違いや基本的論理回路を説明できる。 | デジタルとアナログの違いや論理回路を理解できる。 | デジタルとアナログの違いや論理回路を理解できない。 |
情報や情報処理技術の可能性について想像する。 | 情報処理技術の利便性と危険性を説明できる。 | 情報処理技術の利便性危や険性を知っている。 | 情報処理技術の利便性や危険性を知らない。 |
パソコン用の体表的なソフトウエアの基本機能を用いる。 | 体表的なソフトウエアの基本操作が出来る。 | 体表的なソフトウエアの基本機能が理解出来る。 | 体表的なソフトウエアの基本機能を知らない。 |
学科の到達目標項目との関係
専門 A1
説明
閉じる
専門 E3
説明
閉じる
教育方法等
概要:
日々進歩する技術の中でも情報処理技術の変化は一段と加速されていることを認識させ,そのような変化のはやい技術の習得にどのように対応するべきか,そのヒントとなるよう単に知識の獲得に留まらず,システム技術の発達論としての視座を提供する.
授業の進め方・方法:
講義形式により学習する「アナログ計算機からデジタルデータを用いる電子計算機への発達史」(第1課題),「将来の自己の職業について」(第2課題),「想像した自己の職業についてどのような場面でどのような情報処理技術が必要になるのか自由に調査する」(第3課題),および実習形式により学習する「実習をとおしてパソコン用の代表的なソフトウエアについての理解」(第4課題)についてまとめ,学習した知識や技能の定着を図る.
注意点:
・配布するプリントをファイルに整理するなどして,自作ノートとともに授業内容を整理すること.
・方法は別途指示するが,各定期試験前に課題(計4回)を必ず提出すること.
実務経験のある教員による授業科目
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
学習内容項目を掴む。
|
2週 |
情報の定義の多様性 |
システムと情報の関係を知る。
|
3週 |
セキュリティ |
代表的なセキュリティ技術の概要を知る。
|
4週 |
|
|
5週 |
船舶における情報技術 |
自動化社会への流れを理解する。
|
6週 |
|
監視、通信、自動制御の事例を概観する。
|
7週 |
|
船舶の自動化技術の研究開発動向を概観する。
|
8週 |
中間試験 |
|
2ndQ |
9週 |
メールソフトウエア |
メールソフトウエアの概観する。
|
10週 |
|
メールソフトウエアを使って通信する。
|
11週 |
表計算ソフトウエア |
表計算ソフトウエアを概観する。
|
12週 |
|
表計算ソフトウエアを使って簡単なデータ処理を行う。
|
13週 |
ワードプロセッシングソフトウエア |
ワードプロセッシングソフトウエアを概観する。
|
14週 |
|
ワードプロセッシングソフトウエアを使って簡単な文書を作成する。
|
15週 |
プレゼンテーションソフトウエア |
プレゼンテーションソフトウエアを概観する。
|
16週 |
期末試験
|
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
情報技術と社会 |
くらしの中にある代表的な事例についてその利便性と危険性を考察する。
|
2週 |
情報の定義の多様性 |
システムと情報の関係を知る。
|
3週 |
|
データや記録との関連を知る。
|
4週 |
アナログ |
情報の歴史を知る。
|
5週 |
デジタル |
2進数・16進数・10進数を知る。
|
6週 |
|
相互の変換を演習する。
|
7週 |
複雑な情報 |
画像や音声データの特徴を知る。
|
8週 |
中間試験 |
|
4thQ |
9週 |
基本論理回路 |
AND 回路やOR 回路を知る。
|
10週 |
|
基本的な回路を演習する。
|
11週 |
論理回路の応用 |
論理回路の役割を知る。
|
12週 |
コンピュータの歴史 |
機械式計算機、電子計算機、電卓、パソコン、携帯電話などを時系列で外観する。
|
13週 |
デジタルコンピュータの原理 |
構造と作動原理を外観する。
|
14週 |
ハードウエア |
CPU、DRAM、液晶ディスプレイ
|
15週 |
ソフトウエア |
命令とプログラムの関係を知る。
|
16週 |
期末試験 |
|
評価割合
| 定期試験 | レポート | 態度・出席 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 20 | 20 | 100 |
知識の基本的な理解 | 60 | 0 | 0 | 60 |
思考・推論・創造への適応力 | 0 | 20 | 0 | 20 |
学習への意欲 | 0 | 0 | 20 | 20 |