到達目標
図形と式,平面ベクトルについての基本的な概念を理解し,それらを活用して問題を表現する力,問題を解く力の習得を目標とする。
試験,レポート,その他(黒板での発表,演習時の実施状況,授業態度など)により,評価する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
座標平面における点・直線に関する用語や性質を理解し,それらを活用できる。 | 座標平面での図形の問題を表現し解ける。 | 点・直線に関する性質を理解できる。 | 点・直線に関する用語が理解できない。 |
2次曲線を描くことができ,2次曲線で分けられる領域を図示できる。 | 与えられた領域を表す2次曲線や不等式を構成できる。 | 2次曲線を描き,共有点や領域を図示できる。 | 2次曲線を区別できない。 |
ベクトルの用語を理解し,基本的な計算ができる。 | ベクトルの用語や計算を,図に関連付けて説明できる。 | ベクトルの用語を理解し,簡単な計算ができる。 | ベクトルの用語が理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
高学年の数学や専門科目を学ぶための基礎として,座標と方程式,平面ベクトルについての基礎的な知識と計算技能を学ぶ.
試験,レポート,その他(前に出て発表,演習時の実施状況,授業態度など)により評価する。
授業の進め方・方法:
状況に応じて,短時間の小テスト,定期試験と同様の時間をとったテスト,演習の時間などを設定することがある。
注意点:
高学年の数学,専門科目へ応用される分野であり,しっかりと学習し概念などを理解しておく必要がある。
講義を受けるだけでは理解することは困難である。問題演習と復習を行い,自分の手で図を描き,理解を深めること。
関連科目:数学1,数学特論,力学が関連する専門科目全般
実務経験のある教員による授業科目
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス,2点間の距離,内分点・外分点(「新基礎数学 改訂版」pp.172-175) |
2点間の距離が求められる。内分点が求められる。
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2週 |
2点間の距離,内分点・外分点(基礎 pp.172-175) |
外分点や三角形の重心を求められる。
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3週 |
2点間の距離,内分点・外分点(基礎 pp.172-175) |
外分点や三角形の重心を求められる。
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4週 |
直線の方程式(基礎 pp.176-178) |
直線の方程式を求められる。
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5週 |
直線の方程式(基礎 pp.176-178) |
直線の方程式を求められる。
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6週 |
2直線の関係(基礎 pp.178-182) |
直線の垂直,平行条件を活用できる。
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7週 |
2直線の関係(基礎 pp.178-182) |
直線の垂直,平行条件を活用できる。
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
円の方程式(基礎 pp.183-185) |
条件から円の方程式を求められる。
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10週 |
円の方程式(基礎 pp.183-185) |
条件から円の方程式を求められる。
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11週 |
楕円の方程式(基礎 pp.186-188) |
楕円の方程式から焦点などを求められる。
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12週 |
双曲線の方程式(基礎 pp.189-191) |
双曲線の方程式から焦点などを求められる。
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13週 |
楕円・双曲線の焦点 |
方程式から楕円・双曲線を判別して焦点を求められる。
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14週 |
放物線の方程式(基礎 p.192) |
放物線の概形や方程式から準線・焦点を求められる。
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15週 |
2次曲線と直線(基礎 pp.193-194) |
2次曲線と直線が接するか判別式で判定できる。円周上の点における円の接線を求められる。
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16週 |
期末試験 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
直線で分けられる領域(基礎 pp.195-195) |
不等式の表す領域を答えられる。
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2週 |
円・楕円で分けられる領域(基礎 pp.196-197) |
条件をみたす領域を答えられる。
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3週 |
連立不等式の表す領域(基礎 pp.197-198) |
条件をみたす領域を答えられる。
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4週 |
連立不等式の表す領域(基礎 pp.197-198) |
条件をみたす領域を答えられる。
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5週 |
領域内の最大・最小(基礎 pp.198-202) |
領域内の最大・最小を求められる。
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6週 |
ベクトル(「新線形代数 改訂版」pp..2-3) |
ベクトルの用語を有向線分に関連付けて理解できる。
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7週 |
平面ベクトルの演算(線形 pp.4-8) |
和,差,実数倍が計算できる。
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
平面ベクトルの成分表示(線形 pp.8-10) |
成分表示を用いて演算ができる。
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10週 |
平面ベクトルの成分表示(線形 pp.8-10) |
成分表示を用いて演算ができる。
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11週 |
平面ベクトルの内積(線形 pp.11-12) |
平面ベクトルの内積が計算できる。
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12週 |
平面ベクトルの内積と成分(線形 pp.12-13)) |
成分表示を用いて内積が求められる。
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13週 |
ベクトルのなす角と内積の性質(線形 pp.13-14) |
2つのベクトルのなす角を求められる。
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14週 |
ベクトルのなす角と内積の性質(線形 pp.13-14) |
内積の性質を利用した計算ができる。
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15週 |
平面ベクトルの平行と垂直(線形 p.15) |
問題を解くのに平行・垂直条件を利用できる。
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16週 |
期末試験 |
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評価割合
| 定期試験 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
基礎的な知識 | 60 | 5 | 65 |
知識の適応力 | 10 | 0 | 10 |
学習意欲 | 0 | 25 | 25 |