到達目標
電流・磁気等の諸現象と、これを量的に取り扱うことを学び、また電気的な相互関係を学習する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
電流・磁気等の諸現象と、これを量的に取り扱うことを学び、また電気的な相互関係を理解できたか。 | 電流・磁気等の諸現象と、これを量的に取り扱うことを学び、また電気的な相互関係を大変良く理解できた。 | 電流・磁気等の諸現象と、これを量的に取り扱うことを学び、また電気的な相互関係を良く理解できた。 | 電流・磁気等の諸現象と、これを量的に取り扱うことを学び、また電気的な相互関係を理解できなかった。 |
学科の到達目標項目との関係
専門 A1
説明
閉じる
専門 E3
説明
閉じる
教育方法等
概要:
電気工学、電子工学にそれぞれつながる重要な基礎学問ではあるが、理論物理ではなく、工学につながるように教科書をベースに別途資料と併せて、シラバスに基づいて授業を進める。
関連科目の電気工学や電子工学だけでなく、電磁波も電磁気学が前提となっている点に注意して取り組んでほしい。
授業の進め方・方法:
スライドベースで授業を行い、習熟度を確認する小テストも行う。
成績評価は、通年4回の試験、4回のレポート課題、小テストを元に行う。
注意点:
養成施設引当て科目&単位: 航海コースなし、機関コース:電気・電子0.2単位
第一級海上特殊無線技士9時間
関連科目:電気工学1・2・3・4、電子工学1・2
実務経験のある教員による授業科目
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス、電流と電圧
|
電荷や自由電子および電流の大きさ
|
2週 |
|
電圧、オームの法則
|
3週 |
直流回路 |
直流回路の直列接続
|
4週 |
|
直流回路の並列接続、電圧降下
|
5週 |
キルヒホッフの法則 |
キルヒホッフの法則の理解
|
6週 |
|
回路網の計算
|
7週 |
電気エネルギーと発熱作用 |
電力量、ジュールの法則、熱電気現象
|
8週 |
中間試験 |
|
2ndQ |
9週 |
抵抗の性質 |
電気抵抗と抵抗率、導体の形状と抵抗の変化
|
10週 |
|
抵抗器、特殊抵抗、超伝導と半導体
|
11週 |
電流の化学作用 |
電気分解、電池
|
12週 |
磁気の性質 |
磁石の性質、磁気誘導と磁性体、磁気力に関するクーロンの法則
|
13週 |
|
磁界と磁界の強さ、磁力線、磁気モーメント
|
14週 |
|
磁束と磁束密度、透磁率、磁気シールド
|
15週 |
期末試験 |
|
16週 |
学習成果の確認、試験の答案返却と試験解説 |
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
電流と磁気 |
電流のつくる磁界、電流の磁気作用、ビオ・サバールの法則
|
2週 |
|
アンペアの周回路の法則、コイルの作る磁界
|
3週 |
磁性体と磁気回路 |
磁気ヒステリシス、磁気回路におけるオームの法則、磁気回路中の漏れ磁束
|
4週 |
電磁力
|
電磁力、電磁力の大きさ、磁界中のコイルに働く力
|
5週 |
|
電流相互間に働く力、ピンチ効果、ホール効果、電磁力による仕事
|
6週 |
電磁誘導 |
電磁誘導、誘導起電力の方向・大きさ
|
7週 |
|
平等磁界中を運動する導体の誘導起電力、発電機の原理
|
8週 |
中間試験 |
|
4thQ |
9週 |
インダクタンス |
自己インダクタンス
|
10週 |
|
相互インダクタンス
|
11週 |
静電気の性質 |
静電力に関するクーロンの法則、ガウスの定理
|
12週 |
|
電位と電位差、電界の強さと電位の傾き、静電シールド
|
13週 |
静電容量とコンデンサ |
静電容量、コンデンサ
|
14週 |
|
コンデンサに蓄えられるエネルギー、静電吸引力、圧電
|
15週 |
期末試験 |
|
16週 |
学習成果の確認、試験の答案返却と試験解説 |
|
評価割合
| 定期試験 | レポート | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 20 | 10 | 100 |
知識の基本的な理解 | 60 | 10 | 5 | 75 |
主体的・継続的な学習意欲 | 10 | 10 | 5 | 25 |