実験実習1

科目基礎情報

学校 弓削商船高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 実験実習1
科目番号 2A19 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 筒井 壽博,秋葉 貞洋,山下 訓史

到達目標

自らの手で「モノ」を作ることを通じて、各種工作方法及び機械整備に関する知識・技能の獲得とともに安全・衛生への対応力の養成を目的とする

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
実習を経て得られた基本的な工作法び機械の知識を説明、活用することができる。実習を経て得られた基本的な工作法び機械の知識を説明、活用することができるとともに十分に安全・衛生に留意した作業ができる。実習を経て得られた基本的な工作法び機械の知識を説明できるとともに安全・衛生の重要性が説明できる。実習を経て得られた基本的な工作法び機械の知識および安全・衛生の重要性を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

専門 A2 説明 閉じる
専門 E3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
エンジニアとしての安全意識と技能勘を築く端緒を与えるべく,ものづくりの基礎となる各種の工作作業を実習することにより,機械や工具の扱い方を知るととに実習の対象となるそれぞれの工作法や機器の動作原理について直感的に理解する機会と安全・衛生の重要性を理解する機会を提供する.
授業の進め方・方法:
実習作業内容並びに安全・衛生の留意点は,各実習作業班ごとにプリント資料等により補足する.実習した内容は作業中にメモをとり,終了後レポート形式にてまとめることにより理解の定着を図るとともに,限られた時間で文書を作成する能力の涵養に勉める.
注意点:
作業服・安全靴・作業帽を必ず着用し(課目によっては別途指示される筆記用具・電卓等を持参のこと)安全・衛生上の注意を守ること.
・レポートは作成要領に基づき各課業毎に,必ず提出期限以内に指導教官まで持参し提出のこと.
・欠課する場合は事前に届けを提出し、欠課した当該課目については後日必ず補習をうけ,レポートを提出すること.
・成果物が期限内に完成しない場合も補習等をうけ、必ず完成させ提出すること.
・未提出レポートがある場合、当該課業の履修は認められない(当該授業は必修科目であるため進級ができなくなることを理解すること).
養成施設引当て科目(単位):機関コース [出力装置(0.2),船内作業の安全(0.2)]
関連科目:電磁気学、校内練習船実習、数学、化学、物理

実務経験のある教員による授業科目

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業の概要を把握する
レポートの書き方を理解する
2週 旋盤
( 船内作業の安全 2時間)
自らの手で「モノ」を作ることを通し、工作方法及び機械の知識を習得する
3週
4週
5週
6週 電気およびガス溶接
( 船内作業の安全 4時間 )
自らの手で「モノ」を作ることを通し、工作方法及び機械の知識を習得する
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週 NC旋盤 自らの手で「モノ」を作ることを通し、工作方法及び機械の知識を習得する
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週 弓削丸機関室配管調査およびシーケンス回路 自らの手で「現物」を確認することを通し、装置の構成を理解する
3週
4週
5週
6週 内燃機関の分解・組立
( 出力装置   3時間 )
自らの手で「現物」を確認することを通し、内燃機関の機構を理解する
7週
8週
4thQ
9週
10週 燃料噴射ポンプと燃料噴射弁の分解・組立て
( 出力装置  3時間 )
自らの手で「現物」を確認することを通し、装置の機構を理解する
11週
12週
13週 舶用機関演習 視聴覚教材等を通し、最近時の舶用機器の知識を習得する
14週
15週 自作プログラムによる電子デバイスの制御 ノートPCを用たプログラムの自作を通し、電子デバイスの制御とデータログ管理を理解する
16週

評価割合

レポート成果物・実技各種届出その他合計
総合評価割合40401010100
知識の基礎的な理解20300050
思考・推進・創造への適応力2000020
汎用的技能0100010
リーダーシップ・コミュニケーション力00055
態度・志向性(人間力)00055
自己管理能力0010010