校内練習船実習

科目基礎情報

学校 弓削商船高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 校内練習船実習
科目番号 2A20 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 2
開設期 集中 週時間数
教科書/教材 弓削丸完成図書、実習の手引き、実習ファイル、その他配布書類等
担当教員 松永 直也,宮本 宝

到達目標

航海・機関に関する運航技術の基礎訓練を他の授業の進行度合いに合わせて行い、船内生活を体験し船舶職員としての資質を涵養し、国際的な船員を目指す。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
船橋機器の取り扱い機器の取扱いを理解し簡単な操作が可能機器の取扱いを理解している機器の取扱いを理解していない
機関の構造主機の構造、冷却系統の理解をする主機の構造を理解する主機の構造、冷却系統の理解していない
補機始動法手順通り補機を機側より始動できる補機の機側始動手順を理解している補機の機側始動手順を理解していない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
練習船弓削丸を実際に運航し、当直業務等実船同様の運航の中で、稼働している船内機器・設備を通して基本的な原理、使用方法や管理の仕方について実習を行う。
また、班ごとの船内生活を通して環境の適応及び自己管理能力の向上を目指す。
授業の進め方・方法:
班ごとに教室課業と船橋、制御室課業に分けて実習を行う。
各港間の当直業務、出入港作業等実際の機器を使用した実習を行う。
注意点:
十分に周りの危険に注意を払い緊張感をもって実習に取り組むこと。
危険を伴う実習のため指定された服装を厳守のこと。(学則遵守)
養成施設引当て科目(単位):
航海コース [水路図誌(0.1),電波航法(0.1),航海計画(0.1),気象及び海象(0.1),非常措置(0.1),乗組員の管理(0.1),船員法(0.1)]
機関コース [当直・保安(0.1),船内作業の安全(0.1),乗組員の管理(0.1)]
免許講習引当て時間:レーダー観測者講習(講義2)、救命・機関救命講習(講義1・実技3)
第一級海上特殊無線技士(2.5時間)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実習の概要、船内生活についての指導
船橋当直要領
航海当直の任務を理解する
2週 船橋当直要領 航海当直の任務を理解する
3週 レーダーの取り扱い レーダーの原理、基本的な取り扱いを理解する
4週 レーダーの取り扱い レーダーの原理、基本的な取り扱いを理解する
5週 気象・海象 気象・海象の内容、観測方法を理解する
6週 気象・海象 気象・海象の内容、観測方法を理解する
7週 地文航法の基礎 海図、水路書誌の利用法を理解する
8週 地文航法の基礎 海図、水路書誌の利用法を理解する
2ndQ
9週 非常処置 非常時における措置、救命設備等の概要を理解する
10週 非常処置 非常時における措置、救命設備等の概要を理解する
11週 船員法 船員法、船員安全衛生機側等の概要を理解する
12週 機関の構造 主機関の構造を理解する
13週 機関の構造 主機・補機類のスケッチを完成させ、主機冷却水ラインを調査し冷却系統を理解する
14週 機関始動方法 補機の機側始動の手順を理解し、操作できる
15週 機関始動方法 補機の機側始動の手順を理解し、操作できる
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

評価割合

試験小テスト実技態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合400204000100
知識の基本的な理解4002000060
態度・志向性(人間力) 000400040
分野横断的能力0000000