到達目標
航海・機関に関する運航技術の基礎訓練を他の授業の進行度合いに合わせて行い、船内生活を体験し船舶職員としての資質を涵養し、国際的な船員を目指す。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
船橋機器の取り扱い | 機器の取扱いを理解し簡単な操作が可能 | 機器の取扱いを理解している | 機器の取扱いを理解していない |
機関の構造 | 主機の構造、冷却系統の理解をする | 主機の構造を理解する | 主機の構造、冷却系統の理解していない |
補機始動法 | 手順通り補機を機側より始動できる | 補機の機側始動手順を理解している | 補機の機側始動手順を理解していない |
学科の到達目標項目との関係
専門 A2
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専門 E1
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専門 E2
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教育方法等
概要:
練習船弓削丸を実際に運航し、当直業務等実船同様の運航の中で、稼働している船内機器・設備を通して基本的な原理、使用方法や管理の仕方について実習を行う。
また、班ごとの船内生活を通して環境の適応及び自己管理能力の向上を目指す。
履修によりディプロマポリシーにおける「航海学、船舶運用学、海事法規、主機・補機、電気・電子、機械、商船実務を身につける」及び「コミュニケーション能力、リーダーシップを身につける」ことができる。
授業の進め方・方法:
班ごとに教室課業と船橋、制御室課業に分けて実習を行う。
各港間の当直業務、出入港作業等実際の機器を使用した実習を行う。
1単位あたり30時間の自学自習が必要です。実習中の配布資料、実習で使用したメモをもとに復習や次の実習に向けた予習による自学自習を行うこと。
注意点:
十分に周りの危険に注意を払い緊張感をもって実習に取り組むこと。
危険を伴う実習のため指定された服装を厳守のこと。(学則遵守)
養成施設引当て科目(単位):
航海コース [水路図誌(0.1),電波航法(0.1),航海計画(0.1),気象及び海象(0.1),非常措置(0.1),乗組員の管理(0.1),船員法(0.1)]
機関コース [当直・保安(0.1),船内作業の安全(0.1),乗組員の管理(0.1)]
免許講習引当て時間:レーダー観測者講習(講義2)、救命・機関救命講習(講義1・実技3)
第一級海上特殊無線技士(2.5時間)
実務経験のある教員による授業科目
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
実習の概要、船内生活についての指導 船橋当直要領 |
航海当直の任務を理解する
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2週 |
船橋当直要領 |
航海当直の任務を理解する
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3週 |
レーダーの取り扱い |
レーダーの原理、基本的な取り扱いを理解する
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4週 |
レーダーの取り扱い |
レーダーの原理、基本的な取り扱いを理解する
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5週 |
気象・海象 |
気象・海象の内容、観測方法を理解する
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6週 |
気象・海象 |
気象・海象の内容、観測方法を理解する
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7週 |
地文航法の基礎 |
海図、水路書誌の利用法を理解する
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8週 |
地文航法の基礎 |
海図、水路書誌の利用法を理解する
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2ndQ |
9週 |
非常処置 |
非常時における措置、救命設備等の概要を理解する
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10週 |
非常処置 |
非常時における措置、救命設備等の概要を理解する
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11週 |
船員法 |
船員法、船員安全衛生機側等の概要を理解する
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12週 |
機関の構造 |
主機関の構造を理解する
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13週 |
機関の構造 |
主機・補機類のスケッチを完成させ、主機冷却水ラインを調査し冷却系統を理解する
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14週 |
機関始動方法 |
補機の機側始動の手順を理解し、操作できる
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15週 |
機関始動方法 |
補機の機側始動の手順を理解し、操作できる
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
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2週 |
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3週 |
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4週 |
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5週 |
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6週 |
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7週 |
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8週 |
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4thQ |
9週 |
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10週 |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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評価割合
| 課題 | 実技 | 態度 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 40 | 20 | 100 |
知識の基本的な理解 | 40 | 30 | 0 | 70 |
態度・志向性(人間力) | 0 | 0 | 20 | 20 |
分野横断的能力 | 0 | 10 | 0 | 10 |