材料力学1

科目基礎情報

学校 弓削商船高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 材料力学1
科目番号 3A19 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 材料力学1/Material Mechanics 1
担当教員 池田 真吾

到達目標

主として外力と変形の関係を理解し、基礎的な問題を解くことによって機械技術者としての基礎力を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
荷重、伸び、応力及びひずみについて説明できる応力とひずみの関係に加え、応力集中や衝撃応力も説明できる荷重の種類、応力とひずみの関係が説明できる荷重の種類、応力とひずみの関係が説明できない
各種のはりとそれに加わる荷重について、反力、せん断力、曲げモーメントが計算できる単純はりとそれに加わる荷重について、曲げモーメント図・せん断力図を描くことができる単純はりとそれに加わる荷重について、反力・せん断力の計算ができる単純はりとそれに加わる荷重について、反力・せん断力の計算ができない

学科の到達目標項目との関係

専門 A1 説明 閉じる
専門 E3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
材料力学の基礎となる科目のため、科目に対する理解と興味をもってもらうことを第一目標とする。また、例題を解くなかで基本的な数学知識、工学基礎なども学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業は座学の講義を基本とする。例題を行った後、演習を多く行う。また、授業は質問形式を多く取り入れる。
注意点:
養成施設引当て科目(単位):機関コース [力学・流体力学(0.6),造船工学(0.2)]

実務経験のある教員による授業科目

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 材料力学1についての概要を掴む
2週 材料力学の概念 機械設計と材料力学の関連を知る
3週 荷重と応力 荷重の種類、内力と応力の概念を知る
4週 応力とひずみ 荷重と伸び、応力とひずみの関係を理解し、計算できる
5週 応力-ひずみ線図と材料の使用範囲 応力ひずみ線図を描き、材料の使用範囲と安全率について理解する
6週 熱応力 熱応力を知り、発生する応力とひずみが計算できる
7週 内圧を受ける円筒 圧力容器にかかる応力計算ができる
8週 中間試験
2ndQ
9週 弾性エネルギー 弾性エネルギーを考慮した計算ができる
10週 衝撃応力と衝撃伸び 衝撃的に加わる荷重によって生じる応力と伸びが計算できる
11週 はりの概要と荷重の作用 はりとはどのような部材か理解する
12週 はりのつり合い条件 はりのつり合いについて、力とモーメントのつり合いを理解し、反力が計算できる
13週 両端支持ばりの計算 両端支持ばりについて、反力、せん断力、曲げモーメントが計算できる
14週 片持ちばりの計算 片持ちばりについて、せん断力、曲げモーメントが計算できる
15週 張り出しばりの計算 張り出しばりについて、反力、せん断力、曲げモーメントが計算できる
16週 期末試験

評価割合

定期試験小テストレポート口頭発表成果物・実技ポートフォリオその他合計
総合評価割合8000100010100
知識の基本的な理解3000000030
思考・推論・創造への適応力2000000020
態度・志向性(人間力)10000001020
総合的な学習経験と創造的思考力2000000020
主体的・継続的な学習意欲0001000010