船舶安全工学

科目基礎情報

学校 弓削商船高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 船舶安全工学
科目番号 5A21 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 船舶安全学概論:船舶安全学研究会(成山堂)
担当教員 湯田 紀男

到達目標

洋上における船舶という特殊な環境にあって、災害や疾病の防止は重大である。災害の原因の究明及び防止に必要な知識と技術の概要を理解し、あわせて消火講習、救命講習や船内労働の安全・衛生に関して必要な知識を学ぶ。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 災害防止の基本的な知識について理解できる十分に理解できるだいたい理解できるほとんど理解できない
評価項目2 船舶の消火に必要な基本的な知識・技術について理解できる十分に理解できるだいたい理解できるほとんど理解できない
評価項目3 海上における生存に必要な知識・技術について理解できる十分に理解できるだいたい理解できるほとんど理解できない
評価項目4 船員の労働安全・衛生に関する基本的な知識について理解できる 十分に理解できるだいたい理解できるほとんど理解できない

学科の到達目標項目との関係

専門 A1 説明 閉じる
専門 E3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
・教科書を参考にしつつ、メリハリをつけながら安全工学の概要、消火講習、救命講習、労働災害防止などのテーマをピックアップして重点的に講義していく。
・本科目の履修により、本校のディプロマポリシーにおける「海事法規、商船実務」能力を身に付ける。
授業の進め方・方法:
必要に応じてプリントを配布し、レポートを適宜課していく。
注意点:
1単位当たり30時間の自学自習を必要とする。
養成施設引当て科目(単位):航海コース [船舶の構造(0.1),非常措置(0.5),医療(0.2)] 機関コース [環境汚染防止(0.1),損傷制御(0.1),船内作業の(0.3)]
免許講習引当て時間:救命・機関救命講習(講義3)、消火講習(講義4)
救命艇手証明書発行のための引き当て:船体放棄の操錬の計画(0.4時間)、海上における遭難信号への対応(0.2時間)、視覚信号による情報の送信と受信(0.1時間)、生存技術の原則(0.7時間)、救命設備及び艤装品並びにそれらの取扱い(0.4時間)、救出(0.4時間)、生存のための医療知識(0.8時間)合計3時間
「1単位あたり30時間の自学自習を必要とする.」

実務経験のある教員による授業科目

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 講義概要のガイダンス 授業の概要、評価方法の理解ができる
2週 災害防止の原則 災害の原因・対策等の理解ができる
3週 船舶の構造と船舶の災害 船舶の構造と災害の理解ができる
4週 火災の性質・消火設備等(1) 火災の性質等の理解ができる
5週 火災の性質・消火設備等(2) 火災の性質等の理解ができる
6週 非常配置、操練、非常措置等(1) 非常配置や操練等の理解ができる
7週 非常配置、操練、非常措置等(2) 非常配置や操練等の理解ができる
8週 中間試験
4thQ
9週 環境汚染防止等 環境汚染防止等の理解ができる
10週 生存技術 生存技術の概要の理解ができる
11週 遭難時の対応等 遭難時の対応等の理解ができる
12週 救命設備、SAR条約の概要等 救命設備、SAR条約の概要等が理解できる
13週 応急医療 応急医療の理解ができる
14週 船員労働安全衛生規則の概要 船員労働安全衛生規則の概要の理解ができる
15週 船内作業の安全と船内衛生 船内労働と船内衛生の理解ができる
16週

評価割合

試験レポート小テスト態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合6001001020100
知識の基本的な理解6001000070
主体的・継続的な学習意欲0000102030