海事法規3(航海)

科目基礎情報

学校 弓削商船高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 海事法規3(航海)
科目番号 5A24 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 海事法:海事法研究会編(海文堂)
担当教員 野々山 和宏

到達目標

海事法規において、特に運航実務者(航海士及び船長)として重要な法を深く理解、修得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
海事に関する各法規の適用例を説明することができる各海事法規の目的や概要を把握した上で、各海事事象についてその適用内容を説明できる各海事法規の目的や概要を大まかに把握し、その適用例を挙げることができる各海事法規の目的や概要を大まかにも把握できない、または適用例を挙げられない
ある海事事象について該当する法規を見つけ出し、法の規定内容を説明することができるその海事事象に対応する法規を特定し、条文や政令から規定内容を説明できるその海事事象に対応する法規を特定し、関係する条文を抜き出せるその海事事象に対応する法規を特定できない、または関係条文を抜き出せない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
海事法規において、特に運航実務者(航海士及び船長)として重要な法を深く理解、修得する。
養成施設引当て科目(単位):航海コース [船舶職員法・海難審判法(0.2),船舶法・トン測法・船舶安全法(0.1),海洋汚染防止法(0.2),検疫法(0.1),水先法(0.1),関税法(0.1),海商法(0.1),国際公法(0.1)]
授業の進め方・方法:
座学の講義を基本とし、理解の手助けとなるよう海技試験問題等を例示する。
注意点:
他人に不快感を与えない服装で出席すること。

実務経験のある教員による授業科目

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 船長として必要な法のガイダンス
2週 船舶職員及び小型船舶操縦者法及びこれに基づく命令① 船舶職員及び小型船舶操縦者法の適用例が把握できる
3週 船舶職員及び小型船舶操縦者法及びこれに基づく命令② 船舶職員及び小型船舶操縦者法の適用例が把握できる
4週 水先法及びこれに基づく命令 水先法の適用例が把握できる
5週 海難審判法及びこれに基づく命令 海難審判法の適用例が把握できる
6週 検疫法及びこれに基づく命令 検疫法の適用例が把握できる
7週 関税法及びこれに基づく命令 関税法の適用例が把握できる
8週 中間試験
4thQ
9週 船舶安全法及びこれに基づく命令 船舶安全法の適用例が把握できる
10週 海洋汚染及び海洋災害の防止に関する法律及びこれに基づく命令① 海洋汚染及び海洋災害の防止に関する法律の適用例が把握できる
11週 海洋汚染及び海洋災害の防止に関する法律及びこれに基づく命令② 海洋汚染及び海洋災害の防止に関する法律の適用例が把握できる
12週 海商法① 海商法の構成、概要が説明できる
13週 海商法② 海商法の構成、概要が説明できる
14週 海商法③ 海商法の構成、概要が説明できる
15週 主要国際公法の概要
主要国際公法の概要(SOLAS条約、STCW条約、MARPOL条約、国連海洋法条約)
主要な国際公法の構成や概要を認識し、それらの成立経緯や国際公法間の関係が説明できる
16週 期末試験

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
知識の基本的な理解500000050
思考・推論・創造への適応力200000020
態度・志向性(人間力)000001010
総合的な学習経験と創造的思考力000001010
主体的・継続的な学習意欲000001010