海運経済論(航海)

科目基礎情報

学校 弓削商船高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 海運経済論(航海)
科目番号 5A26 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 ビジュアルでわかる船と海運のはなし:拓海広志(成山堂)
担当教員 野々山 和宏

到達目標

主流派経済学の基礎的知識を踏まえた上で、海上運送を経済学的側面から検討し、海上運送実務者としての基礎的な専門知識を学習する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
主流派経済学の基礎的な考え方を説明することができる主流派経済学の考え方を用いて基本的な経済原理を説明できる主流派経済学が想定している世界観を把握できる主流派経済学が想定している世界観を把握できない
海上運送の実務面について基本的な事項を説明することができる定期/不定期の運送形態の違いや契約種類について説明できる定期船/不定期船の違いや運賃の意義を説明できる定期船/不定期船の違いや運賃の意義を説明できない
日本海運の現状とその問題点を把握して、その解決策を検討することができる現状と問題点を整理し自らの考えを提示できる現状と問題点を整理することができる現状と問題点を認識することができない

学科の到達目標項目との関係

教養 C1 説明 閉じる
専門 E1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
主流派経済学の基礎的知識を踏まえた上で、海上運送を経済学的側面から検討し、海上運送実務者としての基礎的な専門知識を学習する。
養成施設引当て科目(単位):航海コース [航海計画(0.1),貨物の取扱(0.5),乗組員の管理(0.4)]
授業の進め方・方法:
座学の講義を基本とし、理解の手助けとなるよう適宜プリント等を用いる。
注意点:
海運・海事関係書籍を注意して読んでおくこと。なお、他人に不快感を与えない服装で出席すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
2週 主流派経済学の基礎知識①
(経済主体・市場と経済循環)
主流派経済学が想定している世界観を把握し、基本的な経済原理が説明できる
3週 主流派経済学の基礎知識②
(需要と供給・政府の役割)
主流派経済学が想定している世界観を把握し、基本的な経済原理が説明できる
4週 主流派経済学の基礎知識③
(GDPと経済成長)
主流派経済学が想定している世界観を把握し、基本的な経済原理が説明できる
5週 主流派経済学の基礎知識④
(マネーと外国為替)
主流派経済学が想定している世界観を把握し、基本的な経済原理が説明できる
6週 海上運送について①
(定期船運送・コンテナ輸送)
定期船運送の概要が説明できる
7週 海上運送について②
(不定期船運送・ばら積み輸送)
不定期船運送の概要が説明できる
8週 中間試験
2ndQ
9週 海上運送について③
(海上貨物の特徴)
海上貨物の特徴が説明できる
10週 海上運送について④
(海上貨物の特徴)
海上貨物の特徴が説明できる
11週 海上運賃・運賃の意義 運賃についての考え方が把握できる
12週 不定期船について①
(航路別市場)
不定期船の運賃等について説明できる
13週 不定期船について②
(タンカ-運賃)
不定期船の運賃等について説明できる
14週 定期船について① 定期船の運賃等について説明できる
15週 定期船について② 定期船の運賃等について説明できる
16週 期末試験
後期
3rdQ
1週 海運における競争 海運業における競争の特徴が説明できる
2週 海運業その特徴と発展の歴史①
(日本外航海運史)
海運業の歴史を認識し、その特徴が説明できる
3週 海運業その特徴と発展の歴史②
(日本外航海運史)
海運業の歴史を認識し、その特徴が説明できる
4週 海運業その特徴と発展の歴史③
(日本内航海運の特徴)
海運業の歴史を認識し、その特徴が説明できる
5週 日本海運の現状と諸問題①
(便宜置籍船)
日本海運の現状を認識し、その問題点等を整理して自ら考えが説明できる
6週 日本海運の現状と諸問題②
(海運同盟・アライアンス)
日本海運の現状を認識し、その問題点等を整理して自ら考えが説明できる
7週 日本海運の現状と諸問題③
(海運同盟・アライアンス)
日本海運の現状を認識し、その問題点等を整理して自ら考えが説明できる
8週 中間試験
4thQ
9週 貨物の運送実務①
(個品運送契約について)
運送契約に関して運航技術者として必要な知識を把握し、それらの概要が説明できる
10週 貨物の運送実務②
(傭船契約について)
運送契約に関して運航技術者として必要な知識を把握し、それらの概要が説明できる
11週 貨物の運送実務③
(傭船契約について)
運送契約に関して運航技術者として必要な知識を把握し、それらの概要が説明できる
12週 貨物の運送実務④
(船舶の貸借に関する契約)
船舶貸借契約に関して運航技術者として必要な知識を把握し、それらの概要が説明できる
13週 貨物の運送実務⑤
(船舶の貸借に関する契約)
船舶貸借契約に関して運航技術者として必要な知識を把握し、それらの概要が説明できる
14週 貨物の運送実務⑥
(海上保険)
海上保険に関して運航技術者として必要な知識を把握し、それらの概要が説明できる
15週 貨物の運送実務⑦
(海上保険)
海上保険に関して運航技術者として必要な知識を把握し、それらの概要が説明できる
16週 期末試験

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合503000020100
知識の基本的な理解4010000050
思考・推論・創造への適応力1010000020
態度・志向性(人間力)000001010
総合的な学習経験と創造的思考力010000010
主体的・継続的な学習意欲000001010