材料工学2(機関)

科目基礎情報

学校 弓削商船高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 材料工学2(機関)
科目番号 5A29 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 材料工学2/Material Mechanics 2
担当教員 池田 真吾

到達目標

工業的に広く利用されている金属材料についての理解を深める。金属材料について実務上必要な基礎知識・加工方法・処理技術などを学び、その性状について深く理解することで技術者としての素養を磨く。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
金属材料の一般的な特性を理解する金属材料とはどのようなものか理解し、説明できる。金属材料の一般的な特徴を理解できる金属材料の一般的な特徴を理解できない
鉄鋼の機械的性質の基礎が理解できる鉄鋼の特徴、製法、平衡状態図から見た構造変化を理解できる鉄鋼の特徴と製法について理解し、平衡状態図を描ける。鉄鋼の性質について理解できない
金属の熱処理について理解できる焼き入れ、焼き戻しといった熱処理について理解し、説明できる焼き入れ、焼き戻しといった熱処理について理解している焼き入れ、焼き戻しといった熱処理について理解できない

学科の到達目標項目との関係

専門 A1 説明 閉じる
専門 E2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
金属材料の特性から、一般的に用いられてる鉄鋼についての知識を学ぶ。また、金属材料を用いる際に欠かせない熱処理について、材料特性の観点から理解を深める。これらを通じて、エンジニアとしての金属材料に関する理解を深める。
授業の進め方・方法:
座学の講義を基本とし、演習を多く行う。また、授業は質問形式を多く取り入れる。なお、授業への取り組みとして、出席と授業態度を重視する。
注意点:
養成施設引当て科目(単位):機関コース [材料力学(1.0)]

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 材料工学2についての概要を掴む
2週 金属材料の概要と構造 金属材料に一般的な通性とその構造について理解する
3週 金属の結晶構造 金属の結晶構造について学び、結晶格子を理解する
4週 塑性変形による結晶構造の変化 すべり変形と双晶変形について学び、その違いと結晶格子の変形について理解する
5週 加工硬化と再結晶 加工による結晶のゆがみから、加工硬化と再結晶について理解する
6週 合金の特性と平衡状態図 合金とはどのようなものか理解し、平衡状態図を読むことができる
7週 合金の特性と平衡状態図 合金とはどのようなものか理解し、平衡状態図を読むことができる
8週 中間試験
2ndQ
9週 鉄鋼の特徴と製法 鉄鋼についての特徴と、その製造方法について学習する
10週 鉄鋼の状態図と組織の関係 主に炭素鋼について、平衡状態図を描き、それぞれの状態での組織を説明できる
11週 鉄鋼の状態図と組織の関係 主に炭素鋼について、平衡状態図を描き、それぞれの状態での組織を説明できる
12週 鉄鋼の熱処理 焼き入れや焼き戻しといった熱処理について理解する
13週 鉄鋼の熱処理 焼き入れや焼き戻しといった熱処理について理解する
14週 鉄鋼の熱処理 焼き入れや焼き戻しといった熱処理について理解する
15週 鉄鋼への添加物による影響 添加物や不純物が鉄鋼に及ぼす影響を理解する
16週 期末試験

評価割合

定期試験小テストレポート口頭発表成果物・実技ポートフォリオその他合計
総合評価割合70010100010100
知識の基本的な理解30010000040
思考・推論・創造への適応力2000000020
態度・志向性(人間力)0000001010
総合的な学習経験と創造的思考力2000000020
主体的・継続的な学習意欲0001000010