設計製図2

科目基礎情報

学校 弓削商船高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 設計製図2
科目番号 0029 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子機械工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 機械製図:林洋次、他14名(実教出版)
担当教員 大澤 茂治

到達目標

設計製図2では1年次で学んだ機械製図を基礎とし、各種の機械要素に関する機械図面を的確に表現できる技術・技能を習得することを目指す。本講義では機械装置を構成する上で代表的な機械要素をとりあげ、その特徴、用途をJIS規格と並行して学び、製図例を基に機械要素の製図を行う。これにより、機械製図を合理的に計画し、適切に表現できること目標とする。評価は、試験・課題図面・講義受講態度により評価する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
種々の機械要素をJIS規格に基づき、機械製図として図面を作成できる(例:外形線、寸法線などの線種を区別できるように書ける)。規格通り線種を区別して、機械図面を作成できる。機械図面を作成できる。機械図面を作図できない。
JIS規格に基づいた寸法・公差・表面性状の指示を説明でき、正しく図面上に表記することができる。指示を説明でき、規格通り図面に表記できる。指示を規格通り図面に表記できる。指示を規格通り図面に表記できない。
課題図面で用いた機械製図の基礎・基本を説明することができる。図面で必要なJIS規格を説明できる。図面で必要なJIS規格を判別できる。図面で必要なJIS規格を判別できない。

学科の到達目標項目との関係

専門 A1 説明 閉じる
教養 D1 説明 閉じる
教養 D2 説明 閉じる
専門 E1 説明 閉じる
専門 E2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
設計製図2では1年次で学んだ機械製図を基礎とし、各種の機械要素に関する機械図面を的確に表現できる技術・技能を習得する。
授業の進め方・方法:
本講義では機械装置を構成する上で代表的な機械要素をとりあげ、その特徴、用途をJIS規格と並行して学び、製図例を基に機械要素の製図を行う。これにより、機械製図を合理的に計画し、適切に表現できること目標とする。
注意点:
・講義だけ受けていたのでは、理解は困難です。図書館などを利用し、他の書物と併用することにより、知識が向上します。専門科目は、特に自学自習が必要です。
・課題作図は講義内で終わらない場合、次回の講義までに完成させること。
・定期試験のみで単位取得は難しいです。授業態度も重視するが、特に課題図面内容、および提出期限を重視し、評価を行う。課題が1つでも未提出の場合、単位は取得できない。

実務経験のある教員による授業科目

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
設計製図1の復習
概要、評価方法、注意点が理解できる。
図面及び図面の描き方を理解できる。
2週 軸受と表面性状 軸受及び軸の種類と用途を理解できる。
表面性状について理解できる。
3週 軸受の製図 軸受の製作図を作成することができる。
4週 軸受の製図 軸受の製作図を作成することができる。
5週 スパナの製図 円弧と円弧、円弧と直線をつなぐ方法などを理解できる。
6週 スパナの製図 円弧と円弧、円弧と直線をつなぐ方法を用い、片口スパナの製作図を作成することができる。
7週 スパナの製図 円弧と円弧、円弧と直線をつなぐ方法を用い、片口スパナの製作図を作成することができる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 試験解説,成績周知
スパナの製図
円弧と円弧、円弧と直線をつなぐ方法を用い、片口スパナの製作図を作成することができる。
10週 歯車の種類
平歯車、はすば歯車、やまば歯車、かさ歯車
各種歯車の特徴・用途を学び理解できる。
11週 歯車の種類
平歯車、はすば歯車、やまば歯車、かさ歯車
各種歯車の特徴・用途を学び理解できる。
12週 平歯車の製図 図示方法・規格が理解でき、平歯車の製作図を作成することができる。
13週 平歯車の製図 図示方法・規格が理解でき、平歯車の製作図を作成することができる。
14週 平歯車の製図 図示方法・規格が理解でき、平歯車の製作図を作成することができる。
15週 平歯車の製図 図示方法・規格が理解でき、平歯車の製作図を作成することができる。
16週 試験解説,成績周知
後期
3rdQ
1週 寸法公差 寸法公差及び図示方法を理解できる。
2週 ねじの基本、規格、図示方法 ねじの基本と規格を理解できる。
ねじの図示方法がわかる。
3週 ボルト・ナット の製図 ボルト・ナットの製作図を作成することができる。
4週 ボルト・ナット の製図 ボルト・ナットの製作図を作成することができる。
5週 ボルト・ナット の製図 ボルト・ナットの製作図を作成することができる。
6週 ボルト・ナット の製図 ボルト・ナットの製作図を作成することができる。
7週 ボルト・ナット の製図 ボルト・ナットの製作図を作成することができる。
8週 中間試験
4thQ
9週 試験解説,成績周知
スケッチ図の製作
部品の寸法を計測し、スケッチ図を作成することができる。
10週 スケッチ図の製作 部品の寸法を計測し、スケッチ図を作成することができる。
11週 ウォームギヤの製図 尺度を意識し、ウォームの製作図を作成することができる。
12週 ウォームギヤの製図 尺度を意識し、ウォームの製作図を作成することができる。
13週 ウォームギヤの製図 尺度を意識し、ウォームの製作図を作成することができる。
14週 プーリ・スプロケット、歯付ベルト伝動、Vベルト・Vプーリ プーリ、スプロケット等の特徴・用途を理解できる。
15週 溶接記号 溶接記号の意味と図示方法を理解できる。
16週 試験解説,成績周知

評価割合

試験小テスト発表成果物・実技ポートフォリオその他合計
総合評価割合50005000100
知識の基本的な理解400000040
思考・推論・創造への適応力100000010
汎用的技能000300030
態度・志向性(人間力)000100010
主体的・継続的な学習意欲000100010