工作実習2

科目基礎情報

学校 弓削商船高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 工作実習2
科目番号 0034 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子機械工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 ・各テーマ毎のテキスト ・実習工場の設備、電子機械工学科の機器と設備の仕様書
担当教員 大根田 浩久,益崎 真治

到達目標

1学年での基本的な実習をさらに一歩突っ込んだ「モノづくり」「応用」への展開できるようになり,学んだ知識,これから学んで吸収する知識とリンクさせながら「理論と実際」を両面から対応することができうようになることを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
実習の日程に従い安全に適切に作業を行い成果物を提出することができる。レポート及び成果物に対して適切な考察ができる。レポート及び成果物を提出できる。レポート及び成果物を提出できない。
ガス溶接・切断の基本作業ができる。アーク溶接の原理を理解し,アーク溶接機,アーク溶接器具,アーク溶接棒の扱い方がわかる。ガス溶接およびアーク溶接の作業が行え,適切な考察ができる。ガス溶接およびアーク溶接の基本的な作業ができる。ガス溶接およびアーク溶接の基本的な作業ができない。
砂型鋳造の基本的作業ができる。鋳物の作り方、鋳型の要件を説明できる。砂型鋳造の作業が行え,適切な考察ができる。砂型鋳造の基本的な作業ができる。砂型鋳造の基本的な作業ができない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
『ものづくり』に必要な工作に関する基礎的・基本的な知識と技術を実技を通して身につける。プログラムを実行するための手順を理解し,操作できるようになる。本科目の履修により,本校の1年次までの工作実習で修得したことおよび座学で学習してきたことを基礎とし,『ものづくり』に必要な工作に関する基礎的・基本的な知識と技術を実技を通して身につける。電気回路の特性や制御工学の基礎を計算機器,計測機器の操作を通して理解し,より高度なものづくりに応用できるようになる。
授業の進め方・方法:
・クラスを4班~5班に分け,各テーマをローテーションで学習していく。1テーマでも欠点があった場合,単位を与えない。
・出席状況,服装装備,実習態度等を評価対象とし,基準を満たさない場合は単位を与えない。
・欠席,欠課,遅刻は,絶対にしないこと。欠課の場合は,補習時間を設け,補習を完了していない学生には単位を与えない。
・作品,レポートは,提出期限までに提出すること。提出が無い場合は,単位を与えない。
・適時,安全教育と実習工場の整理整頓を行う。
注意点:
・安全に十分注意し,担当教員の指示に従い実習を行うこと。
・図書館などを利用し、他の参考書を利用することにより、知識が向上します。専門科目は、特に自学自習が必要です。

実務経験のある教員による授業科目

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 工作実習2の流れを理解できる。
2週 テーマ1:ガス溶接実習 ガス溶接の切断ができる
3週 テーマ1:ガス溶接実習 ガス溶接のろう付けができる。
4週 テーマ2:アーク溶接実習 アーク溶接のストレートビートの溶接ができる。
5週 テーマ2:アーク溶接実習 アーク溶接のウィビートの溶接ができる。
6週 テーマ3:機械の分解・組立実習 機械を分解できる
7週 テーマ3:機械の分解・組立実習 分解した機械を組み立てることができる
8週 テーマ4:NCフライスに関する実習 NCフライスの機構および操作方法が理解できる
2ndQ
9週 テーマ4:NCフライスに関する実習 基本的なNCのプログラミングが作成できる
10週 テーマ4:NCフライスに関する実習 課題のNCプログラムが作成できる
11週 テーマ4:NCフライスに関する実習 NCフライスによる切削加工ができる
12週 テーマ5:レーザー加工に関する実習 レーザー加工用のプログラムを作成できる
13週 テーマ5:レーザー加工に関する実習 レーザー加工で金属を加工できる
14週 安全教育 救急措置や一般的な安全に関する知識を理解できる。
15週 実習工場の整理整頓
16週
後期
3rdQ
1週 テーマ6:3D-CADおよび3Dプリンタを用いた鋳造に関する実習 3D-CADの操作方法を理解できる
2週 テーマ6:3D-CADおよび3Dプリンタを用いた鋳造に関する実習 鋳型の要件を説明できる
3週 テーマ6:3D-CADおよび3Dプリンタを用いた鋳造に関する実習 3D-CADで鋳型を製図できる
4週 テーマ6:3D-CADおよび3Dプリンタを用いた鋳造に関する実習 3Dプリンタの原理を説明できる
5週 テーマ6:3D-CADおよび3Dプリンタを用いた鋳造に関する実習 鋳造の原理を理解できる
6週 テーマ6:3D-CADおよび3Dプリンタを用いた鋳造に関する実習 鋳物を作製できる
7週 テーマ7:テスター製作および 電気実験実習 テスターの基板に抵抗器、ダイオードをはんだ付けできる
8週 テーマ7:テスター製作および 電気実験実習 テスターの基板に抵抗器、ダイオードをはんだ付けできる
4thQ
9週 テーマ7:テスター製作および 電気実験実習 テスターを作製できる
10週 テーマ7:テスター製作および 電気実験実習 テスターの校正ができる
11週 テーマ7:テスター製作および 電気実験実習 テスターの誤差試験ができる
12週 テーマ7:テスター製作および 電気実験実習 ダイオードとトランジスタの特性を理解できる
13週 実習工場の整理整頓
14週 安全教育 救急措置や一般的な安全に関する知識を理解できる。
15週 安全教育 各実験に適合した安全を理解できる。
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他レポート成果物・実技合計
総合評価割合00000205030100
基礎的能力000000202040
専門的能力000000000
分野横断的能力000000201030
汎用的技能00000100010
態度・志向性(人間力)00000100010
総合的な学習経験と創造的思考力00000010010