数学2

科目基礎情報

学校 弓削商船高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 数学2
科目番号 0066 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子機械工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 新版基礎数学:岡本和夫監修(実教出版), 新版基礎数学演習:岡本和夫監修(実教出版), 新版線形代数:岡本和夫監修(実教出版), 新版線形代数演習:岡本和夫監修(実教出版)
担当教員 雙知 延行

到達目標

図形と式,平面ベクトルについての基本的な概念を理解し,それらを活用して問題を表現する力,問題を解く力の習得を目標とする.
試験,レポート,その他(黒板での発表,演習時の実施状況,授業態度など)により,評価する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
座標平面上における点,直線について,用語の意味や性質を理解でき,それらを活用できる.座標平面上にて図形の問題を表現し解ける. 定義や性質を活用し,点や直線を求められる. 点や直線の用語の意味が説明できない.
2次曲線を描くことができ,直線との共有点の個数や2次曲線で分けられる領域を図示できる.与えられた領域を表す2次曲線や不等式を構成できる. 2次曲線を描き,共有点や領域を図示できる. 2次曲線を描けない.
ベクトルの用語を理解し,基本的な計算ができる.ベクトルの用語や計算を,図とともに説明できる. ベクトルの用語の意味を理解し,計算を図で表現できる. ベクトルの用語の意味が理解できない.

学科の到達目標項目との関係

教養 D1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
高学年の数学や専門科目を学ぶための基礎として,座標と方程式,平面ベクトルについての基礎的な知識と計算技能を学ぶ.
試験,レポート,その他(前に出て発表,演習時の実施状況,授業態度など)により評価する.
授業の進め方・方法:
1コマの授業内に,講義の時間と演習の時間を設定する.演習時には学生間の議論を推奨する.
状況に応じて,短時間の小テスト,定期試験と同様の時間をとったテスト,学生間の議論と演習だけの時間などを設定することがある.
注意点:
高学年の数学,専門科目へ応用される分野であり,しっかりと学習し概念などを理解しておく必要がある.
講義を受けるだけでは理解することは困難である.問題演習を行い,自分の手で図を描き,理解を深めること.復習は必須である.
関連科目:数学1,数学特論,力学が関連する専門科目全般

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,座標平面上の距離 2点間の距離が求められる.
2週 内分点・外分点,三角形の重心
内分点・外分点,三角形の重心を求められる.
3週 内分点・外分点,三角形の重心
内分点・外分点,三角形の重心を求められる.
4週 直線の方程式
直線の方程式を求められる.
5週 直線の方程式
直線の方程式を求められる.
6週 2直線の関係
直線の垂直,平行条件を活用できる.
7週 2直線の関係
直線の垂直,平行条件を活用できる.
8週 中間試験
2ndQ
9週 円の方程式
条件から円の方程式を求められる.
10週 円の方程式
条件から円の方程式を求められる.
11週 楕円・双曲線の方程式
楕円・双曲線の方程式から焦点など曲線の特徴を求められる.
12週 楕円・双曲線の方程式
楕円・双曲線の方程式から焦点など曲線の特徴を求められる.
13週 楕円・双曲線の方程式
楕円・双曲線の方程式から焦点など曲線の特徴を求められる.
14週 放物線の方程式
放物線の概形や方程式から準線・焦点を求められる.
15週 2次曲線と接線
2次曲線の接線を求められる.
16週 期末試験
後期
3rdQ
1週 不等式と領域
不等式と領域の関係を説明できる.
2週 直線で分けられる領域
領域を図示できる.
3週 円で分けられる領域
領域を図示できる.
4週 連立不等式の表す領域
領域を図示できる.
5週 領域内の最大・最小
領域内の最大・最小を求められる.
6週 ベクトルの意味
ベクトルの意味を説明できる.
7週 平面ベクトルの演算
和,差,実数倍が計算できる.
8週 中間試験
4thQ
9週 平面ベクトルの成分表示
成分表示を用いて演算ができる.
10週 平面ベクトルの成分表示
成分表示を用いて演算ができる.
11週 平面ベクトルの内積
平面ベクトルの内積が計算できる.
12週 平面ベクトルの内積
平面ベクトルの平行と垂直
平面ベクトルの内積が計算できる.
平行と垂直を用いて問題が解ける.
13週 平面ベクトルの平行と垂直 平行と垂直を用いて問題が解ける.
14週 平面ベクトルの平行と垂直
平面ベクトルの図形への応用
平行と垂直を用いて問題が解ける.
位置ベクトルやベクトルの平行・垂直条件を図形の問題に活用できる.
15週 平面ベクトルの図形への応用
位置ベクトルやベクトルの平行・垂直条件を図形の問題に活用できる.
16週 期末試験

評価割合

定期試験小テストレポート口頭発表成果物実技ポートフォリオその他合計
総合評価割合8001000010100
知識の基本的な理解6005000065
思考・推論・創造への適応2005000025
態度・志向性(人間力)0000001010
主体的・継続的な学習意欲00000000
総合的な学習経験と創造的思考力00000000