応用数学1

科目基礎情報

学校 弓削商船高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 応用数学1
科目番号 0066 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子機械工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 政家 利彦

到達目標

一般的な高校数学を基準とした3学年までの数学のふまえて、工学的に多用される重要な数学の基礎について学ぶことを目的とする。具体的には、集合の表記から入り、確率や統計について知り、それらの簡単な場合について求めることができることを到達目標とする。加えて、座標変換も含む重積分について知り、それらの簡単な場合について求めることができることを到達目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
2変数関数の極値を求めることができる。2変数関数の極値を正しく求めることができる。2変数関数の極値を求めることができる。1階微分方程式を解けない。
簡単な微分方程式を解くことができる。簡単な微分方程式を正しく解くことができる。簡単な微分方程式を解くことができる。簡単な微分方程式を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
身近な自然現象を例に、工学的に方程式が立てられていることを知り、その性質、解法を学修する。
本科目の履修により、本校のディプロマポリシーにおける「幅広い知識を身につけ、その応用力を持つことができる」能力を習得する。
授業の進め方・方法:
座学の講義を基本とする。演習問題を解くことを目的として進めるが、適宜具体的な工学での例を交えて説明を行う。
注意点:
1単位当たり30時間の自学自習を必要とする。
各学期の中間成績は、該当の試験の成績である。
学年末成績は、半年間の定期試験等を含めた総合成績である。
数学1、応用数学2、材料力学、流体力学、電子回路、その他力学系の専門科目と関連している。

実務経験のある教員による授業科目

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 媒介変数表示とその導関数 関数の媒介変数表示を理解し、媒介変数を利用して、その導関数を求めることができる。
2週 合成関数の偏導関数 合成関数の偏導関数を求めることが出来る。
3週 高階微分 簡単な関数について、2次までの偏導関数を求めることができる。
4週 2変数関数 2変数関数について説明することが出来る。
5週 2変数関数のグラフ 2変数関数の定義域を理解し、不等式やグラフで表すことができる。
6週 2変数関数の極値 偏導関数を用いて、基本的な2変数関数の極値を求めることができる。
7週 復習と追加の演習問題
8週 中間試験
4thQ
9週 試験解説と後半のガイダンス
10週 微分方程式 微分方程式の意味を理解することができる。
11週 変数分離形の微分方程式 簡単な変数分離形の微分方程式を解くことができる。
12週 1階微分方程式 簡単な1階線形微分方程式を解くことができる。
13週 定数係数2階斉次線形微分方程式 定数係数2階斉次線形微分方程式を解くことができる。
14週 復習と追加の演習問題
15週 試験解説
16週

評価割合

試験発表相互評価態度レポートその他合計
総合評価割合60000040100
基礎的能力60000040100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000