信頼性工学

科目基礎情報

学校 弓削商船高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 信頼性工学
科目番号 0004 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 新版 信頼性工学入門:真壁肇 編(日本規格協会)
担当教員 桝田 温子

到達目標

全ての製品は,その信頼性をもって生命としている.確かな信頼性は,ユーザーに対する何よりのサービスである.ここでは,信頼性に関する基礎的な知識を習得すると共に,工業製品にみる開発事例を紹介し,実務に役立つ応用能力を醸成する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
信頼性の概要・基礎用語および解析ツールを理解し,応用できる.用語および解析ツールを理解し,簡単な問題に展開できる.用語および解析ツールを理解していなく,問題にも展開できない.
信頼性モデル,指数分布と統計的方法用語および解析ツールを理解し,応用できる.用語および解析ツールを理解し,簡単な問題に展開できる.用語および解析ツールを理解していなく,問題にも展開できない.
ワイブル分布,累積ハザード法と統計的方法 用語および解析ツールを理解し,応用できる.用語および解析ツールを理解し,簡単な問題に展開できる.用語および解析ツールを理解していなく,問題にも展開できない.
FMEAとFTA用語および解析ツールを理解し,応用できる.用語および解析ツールを理解し,簡単な問題に展開できる.用語および解析ツールを理解していなく,問題にも展開できない.
信頼性設計,故障解析,信頼性試験,デザインレビュー 用語および解析ツールを理解し,応用できる.用語および解析ツールを理解し,簡単な問題に展開できる.用語および解析ツールを理解していなく,問題にも展開できない.

学科の到達目標項目との関係

専門 A2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
注意点:
課題提出は必須とする.
1単位当たり30時間の自学自習を必要とする.
関連科目:システム工学,数理統計学,計測工学

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
工業製品と信頼性
信頼性工学の意義や経緯(SQC,TQC,TQM)を理解する
2週 信頼性の意味
手法と安全性の概念
信頼性を数量的に表すことができる
3週 耐久性を見る尺度 MTTFやMTBFを計算でき,その他の尺度で耐久性を評価することが出来る
4週 保全と保全性 保全について理解し,設計信頼性について考えることができる
5週 信頼性モデル 直列系,並列冗長系の信頼性モデルを理解できる
6週 信頼性モデル その他の冗長系についても理解でき,信頼度の比較ができる
7週 故障のパターン 故障曲線について理解し,それぞれの故障について対策を考えることができる
8週 寿命分布と故障率 寿命試験において,それぞれの打切り方式における総試験時間を算出できる
4thQ
9週 推定と検定 MTBF(MTTF)について,点推定および区間推定ができる
10週 推定と検定 ソーンダイク曲線を用いて区間推定ができる
11週 ワイブル分布と統計的方法 ワイブル確率紙の使い方を理解し,形状パラメータやMTTFなどの諸特性を求めることができる
12週 故障解析とフォールト解析 故障解析やフォールト解析について理解できる
13週 FMEAとFTA FMEAやFTAについて理解できる
14週 信頼性モデルとFTA 信頼性ブロック図とFT図の関係が理解でき,故障が発生する確立を求めることができる.
15週 信頼性設計 信頼性評価方法を理解できる
16週

評価割合

定期試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
思考・推論・創造への適応力7020000090
汎用的技能010000010
分野横断的能力0000000