ネットワーク１

コンピュータネットワークのアーキテクチャや通信プロトコルについて理解するとともに，インターネットを構築する技術，LANの仕組みについて知る．また，プロセス間通信を行うプログラムの作成方法についても知る．

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
ネットワークアーキテクチャと通信プロトコルについて理解できる	プロトコルを設計する際に考慮すべき項目を示すことができる	OSI参照モデルの各階層の名称と役割を示すことができる	OSI参照モデルの各階層の名称と役割を示すことができない
インターネットの仕組みを理解できる	IPアドレスとルーティングについて理解できる	TCP/IPの階層とプロトコルを示すことができる	TCP/IPの階層を示すことができない
プロセス間通信を行うプログラムを理解できる	プロセス間通信を行うプログラムの作成方法を説明できる	ソケットの役割を理解できる	ソケットの役割を理解できない

専門 A1 説明

専門 E2 説明

概要:

ネットワークを構成するプロトコル階層について，OSI参照モデルとTCP/IPを学習する．

授業の進め方・方法:

講義形式で進める．

注意点:

情報の単位や二進数，コンピュータの構造についての知識が必要．ノートは授業中に自分なりにまとめるようにしてほしい．

この科目は，企業でコンピュータネットワーク業務に携わっていた教員が，その経験を生かし，ネットワークのアーキテクチャや通信プロトコルについて，講義形式で授業を行う．

アクティブラーニング	ICT 利用	遠隔授業対応	実務経験のある教員による授業

		週	授業内容	週ごとの到達目標
後期
	3rdQ
		1週	ガイダンスネットワークアーキテクチャ
		2週	ネットワークアーキテクチャプロトコルとプロトコルの階層化
		3週	プロトコルとプロトコルの階層化	通信プロトコルの概念を理解し，実際の通信を想定してプロトコルの階層化を行うことができる
		4週	OSI参照モデル	OSI参照モデルの各階層の役割を示すことができる
		5週	コネクション型通信，コネクションレス型通信
		6週	アドレスとデータの転送単位
		7週	フロー制御と誤り制御，順序制御と優先制御	プロトコルを設計する際に考慮すべきことを知り，信頼性の高い通信，効率のよい通信を行うための手法を示すことができる
		8週	中間試験
	4thQ
		9週	TCP/IP	TCP/IPを知り，OSI参照モデルとの対応を示すことができる
		10週	IP，IPアドレス
		11週	ルーティング	IPアドレス，ルーティングについて理解できる
		12週	TCP	TCPのフロー制御，誤り制御方法を知る
		13週	アプリケーション層プロトコル
		14週	LAN
		15週	ソケット，プロセス間通信	ソケットを用いてプロセス間通信を行うプログラムの作成方法を知る
		16週	期末試験