到達目標
オペレーティング・システム(OS)の役割や構造を把握するとともに、 広く普及しているunixを利用して、OSの取り扱いや管理方法を知る。 またウィンドウ・システムについても概説する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
OSの役割と必要性、TSSとバッチOSの違いを知り、TSSの仕組みを理解する | TSSがどのように実現されているか理解する | OSの役割と必要性を理解できる | OSの役割を理解できない |
メモリ管理の必要性を知り、仮想記憶を理解する | 仮想記憶の実現方法を理解できる | メモリ管理の必要性を理解できる | メモリ管理の必要性が理解できない |
ファイルシステムの必要性を知り、ディレクトリの役割を知る | 階層ディレクトリシステムにおけるディレクトリの役割を理解できる | ファイルシステムの概念を掴むことができる | ファイルシステムとは何か、理解できない |
学科の到達目標項目との関係
専門 A1
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教養 D1
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専門 E1
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専門 E2
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教育方法等
概要:
授業の進め方・方法:
注意点:
unixのシステムコールを用いたプログラミングを行い、理解の助けとする。プログラミング環境はlinux上でemacsを用いて編集し、gccを用いてコンパイルする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス OSの役割 |
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2週 |
OSの役割 |
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3週 |
OSの種類 OSの機能 |
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4週 |
OSの機能 システムコール |
OSがコンピュータシステムの中で果たす役割を知り、OSの必要性を理解する
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5週 |
TSSの概要 |
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6週 |
プロセス管理と状態遷移 |
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7週 |
プロセス管理と状態遷移 |
TSSを知り、マルチプロセッシングの実現方法を知る
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
メモリ管理 メモリ割り当てとフラグメンテーション |
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10週 |
メモリ割り当てとフラグメンテーション |
メモリプロテクトとメモリ割り当ての必要性を知り、その手法を理解する
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11週 |
スワップ |
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12週 |
仮想記憶 |
仮想記憶の必要性と仕組みを知る
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13週 |
ファイルシステムとディスクの管理 |
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14週 |
階層ディレクトリとパス名 |
階層ディレクトリシステムにおける、ディレクトリファイルの役割を知る
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15週 |
マウント |
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
リンク |
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2週 |
シンボリックリンク |
リンクの役割を知り、新しいリンクの作成ができる
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3週 |
ユーザ認証とアクセス許可 |
適切なパーミッションを設定する
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4週 |
シェルとカーネル |
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5週 |
子プロセス |
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6週 |
シェルの構造 |
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7週 |
シェルの構造 |
unixのシェルの動作を知り、最も単純なシェルのプログラムを作成する
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
入出力リダイレクトとパイプ |
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10週 |
ヒストリとパス名の補完 |
シェルのメタキャラクタを利用して便利な機能を使うことができる
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11週 |
ウィンドウシステム |
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12週 |
XとWindows |
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13週 |
XサーバーとXクライアント |
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14週 |
XサーバーとXクライアント GUI |
XとWindowsの実装やインタフェースに対する考え方の違いを知る。
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15週 |
GUI |
GUIやイベントドリブンなプログラムについて知る
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16週 |
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評価割合
| 定期試験 | レポート | 成果物・実技 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 20 | 20 | 100 |
知識の基本的な理解 | 40 | 10 | 5 | 55 |
試行・推論・創造への適応力 | 20 | 5 | 5 | 30 |
汎用的技能 | 0 | 5 | 5 | 10 |
リーダーシップ・コミュニケーション力 | 0 | 0 | 5 | 5 |