電子回路

科目基礎情報

学校 弓削商船高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 電子回路
科目番号 0068 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 図解でわかるはじめての電子回路 大熊康弘著 技術評論社
担当教員 葛目 幸一

到達目標

ダイオード、トランジスタ、FET回路の基礎的事項や特性を理解し、基本的な回路の設計法を理解すること。
またオペアンプの基本的な事項や特性を理解し、基本的な回路の設計法を理解することを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ダイオードを用いた回路の設計手順が説明できる。各種の整流回路、クランプ回路など正しく説明できる問題として出されれば正しく解答できる。全く解答できない。
トランジスタを用いたスイッチング回路、増幅回路の設計手順が説明できる。静特性と負荷線を用いて、正しく説明できる。問題として出されれば正しく解答できる。全く解答できない。
オペアンプの反転増幅回路、非反転増幅回路の設計手順が説明できる。何も見ずに組むことができる。参考資料があれば組むことができる。全く組むことができない。

学科の到達目標項目との関係

専門 A1 説明 閉じる
教養 D1 説明 閉じる
専門 E1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
3学年で学習した、電気電子工学を基礎として、組み込み技術に必要な基本的な電子回路に関する技術について講義する。
授業の進め方・方法:
基本的には、座学を中心に授業を進める。また、PCによりLTspiceを用いた回路シミュレーションを行い、回路の動作を視覚的に理解する機会も設ける。
注意点:
主体的・継続的な学習意欲は、ノート点や授業態度や出席状況などを考慮して判断する。
本講義は、電気電子工学の内容を十分に理解してから受講するのが望ましい。

実務経験のある教員による授業科目

この科目は、企業でLSIの設計業務を担当していた教員が、その経験を活かし、電子回路設計の基礎的な考え方やシミュレーション技術などについて、講義と演習形式で授業を行う。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 学習の目的を理解できる
2週 ダイオードの機能と種類 ダイオードの機能が理解できる
3週 ダイオードを用いた回路 ダイオード回路が理解できる
4週 トランジスタの機能と種類 トランジスタの機能が理解できる
5週 トランジスタの静特性 ランジスタの静特性が理解できる
6週 トランジスタの増幅回路 増幅回路の原理が理解できる
7週 トランジスタのスイッチング回路 スイッチング回路が理解できる
8週 中間試験
2ndQ
9週 電界効果トランジスタ(FET)の機能と種類 FETの機能が理解できる
10週 FETの静特性 FETの静特性が理解できる
11週 FETの増幅回路、スイッチング回路 増幅回路、スイッチング回路が理解できる
12週 オペアンプの概要 オペアンプが理解できる
13週 反転増幅回路 反転増幅回路が理解できる
14週 非反転増幅回路 非反転増幅回路が理解できる
15週 その他の回路(コンパレータ、演算回路等 その他の回路が理解できる
16週 試験解説/成績確認

評価割合

試験その他合計
総合評価割合8020100
知識の基本的な理解60060
汎用的技能20020
主体的・継続的な学習意欲02020